希蝶 のコメント

 ということで、感想です。

 現在、ウィリアム・バークの「フランス革命」の本を少しづつよんでおりますが…訳文が良いのもあるのでしょうが、非常に分かりやすいです。まだ最初の方ですが、現在の皇室にもあてはまるようなところもあります。
 名誉革命はイングランドの王室を廃したわけではない、その点でも(かりにフランスのブルボン家に問題があったとしても)フランス革命には明らかに問題があります。

 推理小説家のディクスン・カーはチャールズ2世を尊敬しており、その庶子のモンマス公ではなく、弟のジェームス2世の正統な王位継承権を(歴史ミステリで)主張したりしています。こういうのを保守と呼ぶのでしょうか?(カーの場合はジェームズ2世の男系子孫になってしまうのですが)

 話が脱線しましたが、(少しうかがってみたいのですが)姿勢のことを子供の時に言われたりしませんでしたか?私はよく親から「お前の歩いている姿はこんなだ」と、猫背の矯正をせよと言われたりしたのですが…今は、そういう育てられ方をされたりしないのかな?
 私は…建康のためとか、見栄えのこととかで、背を張ってあるかねばいけないと(自分自身では)思うけれども、あまり強制するのは…やり過ぎかな?それも甘いのかな?(自分もまだ猫背をなおせていないから)アドヴァイスとして言うのはOKだと思うけれども。
 …というのも(良い意味での)「偏見」の一つかな、と思うのです。自分にとって利のあることなのだから。そして、子供のうちは、そういう親の意見を聞いて、真似をするしかない面もあるので。それこそ、「横断歩道の青信号」のようなものでしょう。

 伝統って、そういう歴史に積み重ねられてきた、生きる智慧のようなものなのでしょう。私はどうしてそうなるのか、という過程の方に興味があるのですが、あんまりそういうことまで深く考える人は…いないのかな?そういうことばっか言っていると、「へりくつばかりいいやがって」となるのでしょうか(それも「偏見」のうちなのかな?)

 何をもっていいのか、悪いのかという評価の基準はあるにしても(たとえばライジングでもとりあげられていた癩病患者の隔離とかは「悪い」方ですが)、基本となるものは一旦は身につけてゆかないといけないのかな?

 ところで、先日、とある人が、私のバッグの中の「コロナ君マスク」を見かけて、「いくら位するの?」と訊ねてきたので、値段を答えたのですが、「お店とかではうっていないけれども」とつけくわえたところ。「宗教でしょ?」と返してきました。
 その人はワクチンは打っていないけれども、コロナは恐ろしいという考えの人なのですが、いちおう説明をしましたが、「商売とかいう前に、あの段階ではコロナのことは何も分からなかったはずだよ」という返事でした。そして「人に意見をおしつけるのはよくないんじゃないの。よく分からないけれども」と。
 …よくある風景ですけれども、コロナ君マスクでそういう感想になってしまうのは…しかたないのかな?自分も「意見のおしつけはしたくない」といい、そこで会話は終わってしまいましたが。
 これも一つの「偏見」なのでしょうか?そんなことを思いました。

No.171 12ヶ月前

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