独演会、唸らされました。 ジャニーズ問題を「人権vs文化」という問題で捉えたよしりん先生の慧眼には舌を巻きました。あの出来事の「真実」をここまで見通した日本人が他に居るのだろうか? この問題は皇統問題にまで繋がる恐れがあると見抜いた日本人が他に要るのだろうか? 私は驚きと同時に自分を含めた多くの日本人の不甲斐なさを恥じるような気持ちすら抱きました。 私はよしりん先生がオウム真理教事件や薬害エイズ問題で感じた「個」の問題を「脱正義論」という形に昇華させた、あの一連の流れを見て小林よしのりの天才を確信したのですが、ジャニーズ問題を「人権vs文化」という構図で捉えた今回のよしりん先生にも再び天才を確信した次第です。 ジャニーズ問題を「マスコミってクズだな。ケッ!」程度のニヒリズムでスルーしようとしていた私は、「これが真実だ馬鹿野郎!」と足首掴まれ滝の上で逆さづりにされた気分です。いや、本当に恐れ入りました。 また、私は「悪人正機説」を何処か薄っぺらいヒューマニズム的なクソ面白くもない教えだとして軽く蔑んでいましたが、よしりん先生がマスコミの「偽善」と絡めてソレを語ってくださった事で本当の意味を理解できました。そもそも善人と悪人とは何かという根本の部分を理解できていなかったのだと気付き、そりゃもうウン十年来のモヤモヤが一気に晴れた格好です。 ゴー宣では度々父上による体罰について描かれてきましたが、父上が母上にも手を上げていた事実については触れられてこなかったように記憶しています。これは父上に対する尊敬の念や愛情からくる一定の配慮だったと思いますが、そもそもよしりん先生は「父殺し」を既に経験しており、優越感だけではない苦しさや辛さも味わっていたのでしょうから、クソマスコミがジャニーズ事務所を嬉々として追撃し続けるようなルサンチマン的無作法を働く必要がなかったんですよね。よしりん先生の懐の深さや優しさを垣間見たと思っています。 他にも言いたいことは山のようにありますが、独演会を見ながらずっと思っていた事は、「小林よしのりが死んだら日本はどうなるのだろうか?」という恐怖でした。…えぇ、言葉そのままに「恐怖」ですね。 「戦争論前」「戦争論後」ではありませんが、よしりん先生の「死の前」と「死の後」は、絶対に日本という規模で影響があるでしょう。 小林よしのりという天才が居なくなっても、我々はこの日本で人生を生きなければなりません。コロナ禍やジャニーズ問題ごときで全体主義的に発狂していくこんな日本です。遠くない未来に訪れるであろう戦争や天災をこの国は、この国の人たちは、私たちは乗り切ることができるのでしょうか? 「君たちはどう生きるか?」――いや、もちろんふざけたヤツらや出来事には精一杯抗ってやりますよ! もちろん、そのつもりでいますが、そのつもりでいますがいやいやよしりん、もうちょっとだけ日本の為に生きていてくれよというのが正直なところです。
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独演会、唸らされました。
ジャニーズ問題を「人権vs文化」という問題で捉えたよしりん先生の慧眼には舌を巻きました。あの出来事の「真実」をここまで見通した日本人が他に居るのだろうか? この問題は皇統問題にまで繋がる恐れがあると見抜いた日本人が他に要るのだろうか? 私は驚きと同時に自分を含めた多くの日本人の不甲斐なさを恥じるような気持ちすら抱きました。
私はよしりん先生がオウム真理教事件や薬害エイズ問題で感じた「個」の問題を「脱正義論」という形に昇華させた、あの一連の流れを見て小林よしのりの天才を確信したのですが、ジャニーズ問題を「人権vs文化」という構図で捉えた今回のよしりん先生にも再び天才を確信した次第です。
ジャニーズ問題を「マスコミってクズだな。ケッ!」程度のニヒリズムでスルーしようとしていた私は、「これが真実だ馬鹿野郎!」と足首掴まれ滝の上で逆さづりにされた気分です。いや、本当に恐れ入りました。
また、私は「悪人正機説」を何処か薄っぺらいヒューマニズム的なクソ面白くもない教えだとして軽く蔑んでいましたが、よしりん先生がマスコミの「偽善」と絡めてソレを語ってくださった事で本当の意味を理解できました。そもそも善人と悪人とは何かという根本の部分を理解できていなかったのだと気付き、そりゃもうウン十年来のモヤモヤが一気に晴れた格好です。
ゴー宣では度々父上による体罰について描かれてきましたが、父上が母上にも手を上げていた事実については触れられてこなかったように記憶しています。これは父上に対する尊敬の念や愛情からくる一定の配慮だったと思いますが、そもそもよしりん先生は「父殺し」を既に経験しており、優越感だけではない苦しさや辛さも味わっていたのでしょうから、クソマスコミがジャニーズ事務所を嬉々として追撃し続けるようなルサンチマン的無作法を働く必要がなかったんですよね。よしりん先生の懐の深さや優しさを垣間見たと思っています。
他にも言いたいことは山のようにありますが、独演会を見ながらずっと思っていた事は、「小林よしのりが死んだら日本はどうなるのだろうか?」という恐怖でした。…えぇ、言葉そのままに「恐怖」ですね。
「戦争論前」「戦争論後」ではありませんが、よしりん先生の「死の前」と「死の後」は、絶対に日本という規模で影響があるでしょう。
小林よしのりという天才が居なくなっても、我々はこの日本で人生を生きなければなりません。コロナ禍やジャニーズ問題ごときで全体主義的に発狂していくこんな日本です。遠くない未来に訪れるであろう戦争や天災をこの国は、この国の人たちは、私たちは乗り切ることができるのでしょうか?
「君たちはどう生きるか?」――いや、もちろんふざけたヤツらや出来事には精一杯抗ってやりますよ! もちろん、そのつもりでいますが、そのつもりでいますがいやいやよしりん、もうちょっとだけ日本の為に生きていてくれよというのが正直なところです。