岸田首相は、意外と「骨っぽい」ですね。いや、もともと骨っぽい人らしいです。 かつて日本が新自由主義に吞み込まれようとしていた時、自民党で『加藤の乱』が勃発しましたが、残念ながら不発に終わってしまいました。 これを境に日本は醜悪な経済体制に移行してしまったので、『加藤の乱』の不発は日本という国と国民にとって大きな痛手となりました。 この『加藤の乱』に若き日の岸田首相も参加していました。 不発に終わったことで、恐らく党内でかなり長く冷遇され、冷や飯を喰わされ続けていたと思います。 岸田首相の発言を注意深く聞いていると、「資産倍増」だの「異次元の少子化対策」だのは、必ずしも首相の本意ではないことが伝わって来ます。 岸田首相の経済に対する考えは別の所にあり、今は党内基盤を固めるためにやむを得ず……といった感じです。 党内基盤が固まり次第、岸田首相が牙をむく可能性が高いのではないか、いや、牙をむかなければ日本経済が「完全終了」してしまうことは、首相自身が一番理解していると思います。 最近の物価高は少なからぬ国民が耐えられるレベルを超えており、ここまで物価高対策を打ち出さない政権も珍しいと言えば珍しいのですが、岸田首相は小手先の物価高対策よりも、醜悪な経済体制を終わらせてとどめを刺す方策を練っているものと思われます。 「江戸の敵を長崎で討つ」ではありませんが、『加藤の乱』が令和によみがえり、加藤紘一先生の無念を晴らすだけでなく、新自由主義によって散々痛めつけられた日本国民と日本経済の再生に踏み出すと、淡い期待を寄せております。
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小林よしのりチャンネル
(ID:88590926)
岸田首相は、意外と「骨っぽい」ですね。いや、もともと骨っぽい人らしいです。
かつて日本が新自由主義に吞み込まれようとしていた時、自民党で『加藤の乱』が勃発しましたが、残念ながら不発に終わってしまいました。
これを境に日本は醜悪な経済体制に移行してしまったので、『加藤の乱』の不発は日本という国と国民にとって大きな痛手となりました。
この『加藤の乱』に若き日の岸田首相も参加していました。
不発に終わったことで、恐らく党内でかなり長く冷遇され、冷や飯を喰わされ続けていたと思います。
岸田首相の発言を注意深く聞いていると、「資産倍増」だの「異次元の少子化対策」だのは、必ずしも首相の本意ではないことが伝わって来ます。
岸田首相の経済に対する考えは別の所にあり、今は党内基盤を固めるためにやむを得ず……といった感じです。
党内基盤が固まり次第、岸田首相が牙をむく可能性が高いのではないか、いや、牙をむかなければ日本経済が「完全終了」してしまうことは、首相自身が一番理解していると思います。
最近の物価高は少なからぬ国民が耐えられるレベルを超えており、ここまで物価高対策を打ち出さない政権も珍しいと言えば珍しいのですが、岸田首相は小手先の物価高対策よりも、醜悪な経済体制を終わらせてとどめを刺す方策を練っているものと思われます。
「江戸の敵を長崎で討つ」ではありませんが、『加藤の乱』が令和によみがえり、加藤紘一先生の無念を晴らすだけでなく、新自由主義によって散々痛めつけられた日本国民と日本経済の再生に踏み出すと、淡い期待を寄せております。