ここでウクライナ戦争論の感想を一つ 占守島の戦いを読んでいたその時に自分の中に沸いていたのはソビエト=ロシア側の非道卑劣さへの憤りだけではなく、日本側守備隊の戦いの正当性への納得だけでもなく、 戦争漫画、戦記読み物という側面に対しての「興奮とカッコよさ」でした かつての戦争論で語られた「勝ってる戦争はカッコいい」「負けた戦争の中にも血沸き肉躍る痛快な話があったはずだ」という真理がまたしても自分の中に証明された形です 物量と技術に勝るはずのソビエト側にも作戦的な不備があり、劣勢のはずの日本側がこれをついて大打撃を与える 結果的に降伏の流れにはなったものの、その奮闘が生み出し伝えるのは悲惨悲痛だけではまったくない 英雄的痛快さとカッコよさが否定しようもなくそこにあった 反戦平和的な理屈をどんなにこねまわしても否定しようのない「戦争の一側面としての事実」であり「人間に備わったどうしようもない感情感覚」の表れです そしてそれは今まさにウクライナで再確認されていることでもあり、その感覚をまず受け入れその上で「ではその気持ちをどう処理していくか」を考えることこそが本当の意味での平和教育に繋がっていくでしょうね
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小林よしのりチャンネル
(ID:4295913)
ここでウクライナ戦争論の感想を一つ
占守島の戦いを読んでいたその時に自分の中に沸いていたのはソビエト=ロシア側の非道卑劣さへの憤りだけではなく、日本側守備隊の戦いの正当性への納得だけでもなく、
戦争漫画、戦記読み物という側面に対しての「興奮とカッコよさ」でした
かつての戦争論で語られた「勝ってる戦争はカッコいい」「負けた戦争の中にも血沸き肉躍る痛快な話があったはずだ」という真理がまたしても自分の中に証明された形です
物量と技術に勝るはずのソビエト側にも作戦的な不備があり、劣勢のはずの日本側がこれをついて大打撃を与える
結果的に降伏の流れにはなったものの、その奮闘が生み出し伝えるのは悲惨悲痛だけではまったくない
英雄的痛快さとカッコよさが否定しようもなくそこにあった
反戦平和的な理屈をどんなにこねまわしても否定しようのない「戦争の一側面としての事実」であり「人間に備わったどうしようもない感情感覚」の表れです
そしてそれは今まさにウクライナで再確認されていることでもあり、その感覚をまず受け入れその上で「ではその気持ちをどう処理していくか」を考えることこそが本当の意味での平和教育に繋がっていくでしょうね