智之丞 のコメント

今回の配信でふと思ったのですが、
左派の劣化については小林先生の今までの作品で描かれており、非常に興味深く読ませて頂いておりますが、
今回は敢えて
右派の劣化についての個人的な考察を述べさせて頂きます。

まず最初に思ったのは
自称保守が本格的に台頭した要因は「日本が貧しくなった」事です。

以前何かの雑誌で小林先生も仰っていましたが、左翼が元気だった頃は日本人の懐と心に余裕がありました。
逆に言えばだからこそ自虐史観がまかり通る空気があったとも言えますが、
良くも悪くも「綺麗事」が許される時代だったのでしょう。

そしてバブル崩壊、就職氷河期、リーマンショックを経て日本は綺麗事が許されない雰囲気になりました。
それは決して現実的になったのではなくニヒリズム化してしまったと言った方が正しいです。
本人達は現実を見ているつもりでも実際には自己中心的な歪んだ見方しか出来ていません。
要するに他者の幸せを考える余裕が無いのです。

更に最近はネトウヨアカウントの「外国人への生活保護を廃止しろ」みたいなツイートに1万以上のいいねが付く事が多々あります。

確かに外国人への生活保護に関しては賛否含めて様々が意見がありますが、
自称保守連中の中には「外国籍の人間に生活保護を与えている国は世界中で日本だけ」などと、調べればすぐに間違いだと分かる事を本気で信じている人までいる状況です。
慰安婦問題の時の左翼勢力もそうでしたが、人間はつけあがると自分で調べる事すらしなくなってしまうという実例です。
当時サヨクが「自分達こそが歴史を反省出来る清らかな存在だ!」と独善に酔っていたのは小林先生の本に描いてあるサヨクの描写から見ても容易に想像が付きます。

そもそも「財源の無駄」「勿体無いから」という理由で在日外国人への生活保護が廃止されたら、その次に同じ理由で削られるのは日本人への生活保護だという事が彼らには分からないのでしょうね。
正に「肉屋を支持する豚」です。


色々と駄文を書かせて頂きましたが、ここまで右も左も劣化し尽くしている中で、良識を貫いてる小林先生には本当に尊敬の念しかありません。
小林先生こそが本当の意味での良識人だと自分は思っています。

No.155 24ヶ月前

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