よしりん先生も木蘭さんも参議院選挙の期間中の今にぴったりのテーマだったと思います。

テレビも雑誌もネットもとにかく右も左も劣化の嵐。
木蘭さんも言っていた反ワクチンの人達による「緊急事態条項」危ない論の人達が多い。
それともう一つ、ウクライナ戦争のせいで国民の中に改憲の機運が高まったのがマズいと思っているサヨクがひねり出したレトリックなのだろうか、
近頃とにかく、国連（連合国）の「敵国条項」に日本がひっかかり諸外国が日本を攻撃する口実になるぞ～、
が流行り出した。

でもこの二つがこれまで改憲を主張していたはずの保守の一部の人に上手く刺さっていて自称保守を通り越して劣化保守になってしまっている。

そもそも（現在の実情はともかく）民主主義のもとに国家運営している日本が立憲主義にもとずいて改憲する事まで敵国条項に反する理由がさっぱりわからない。

山本太郎は、とにかく日本は不穏な動きをしてはいけない。敵国条項削除も常任理事国すべてが賛成しないといけないから日本は中国やロシアに逆らうな、みたいに言っている。
これが政治家になろうとする人間の言葉か？もうめちゃくちゃだ。

というか、９条にしても民主主義国日本の国民が望み立憲主義に反しないように改憲する事までが仮に
ロシアや中国に日本の不穏な動きとみられて敵国条項に反するから攻撃すると言われたら、それは日本が悪いんじゃなくてロシアや中国が帝国主義の続きをやっている覇権主義国だからそのように見えるのではないだろうか？

日本と同じように敵国条項に引っかかっているドイツは戦後改憲を行っているはずだ。
もしも国連（連合国）がドイツの改憲は許すけれど日本の改憲は許さないと言ったらそれはもう日本人差別、日本に対する民族差別だと思う。そのときこそ日本の政治家は「私たちは民主主義国で立憲主義に基づいて改憲をした。それでも敵国条項に反すると言うのならば、どうぞお好きなようにすればよいではないか」と毅然と言ってもらいたいぐらいだ。

ゴー宣道場で宇野常寛氏が言っていたように立憲民主党のせいでとにかく日本では「立憲」という言葉のイメージが激クソ悪くなってしまった。
確かに立憲主義よりも自分の中にある差別や偏見でもってAVを潰そうとするような政治家（国民の代表者）達だ。
国民の一部が立憲主義を理解しようとせず陰謀論にはまり、緊急事態条項が無い現状なのに国民の８割以上がワクチンを接種してしまうのも妙に納得。
でもこのままではどこぞの国が攻めてこなくても劣化とマスクで日本は沸騰して蒸発してしまいそうだ。