よしりん師範、今月最後のゴー宣執筆お疲れ様です。みなぼん編集長、今月最後の配信ありがとうございます。皆様、できればGW、体を休めてください。

　「琉球新報」と「沖縄タイムス」の2社説、非常に感動しました。昭和天皇と今上陛下の一貫した沖縄の人々への至誠が正しく伝わっており、極左のはずの沖縄マスコミ人がそれに答えようとしたことをとても嬉しく思いました。
　沖縄をしっぽ切りして独立した4月28日は、本土人にとっては目を背けたい現実を忘れて復興に邁進し始めた日であり、沖縄の人にとっては以後20年間見捨てられることになった屈辱の始まりの日なのですから、本土人は終日疾しさを噛みしめる記念の日とすべきです。それなのに沖縄の人を侮辱する日を祝う式典を催し、しかも最も沖縄の人々に心を砕いてこられた天皇陛下を出席させようという安倍には殺意を覚えます！小沢一郎の中国向け天皇利用が可愛くすら見えます。これに大反発したネトウヨが安倍晋三のホシュ向け天皇利用を見ないふりは予想どおりです。
　日本において左右の立場を正しく定義するなら、尊皇・共同体主義が右、反天皇・政府主義or市場原理主義が左だと思われます。本件をテキストに現代日本の左右逆転現象を考えますと、それまで左だった沖縄マスコミよりもさらに左側に、正体を偽って右に座っていた醜悪な卑怯者＝革新ホシュが顕現したのだと言えます。後は人々が「それ」を正しく見据えるだけなのですが…。
　『開戦前夜』拝読しました。ネトウヨ現象はいつでもどこでも起こりうる事であることがよく判りました。信じたいものしか信じない人々はいつの世にも一定数いると思いますが、共同体破壊が進み周囲との繋がりを失くした砂粒の個が増えれば増えるほどこのような人が増えていくのでしょう。生まれ育った土地を離れ新天地で共同体を成立させる前に不遇に遭ってしまったブラジル移民「勝ち組」と、戦後一貫して共同体破壊への道をひた走ってきた列島人の末期症状として現れたネトウヨにおいてそれは共通しています。
　不都合な真実をいくら突きつけられても、軍事衝突が起これば尖閣～沖縄が占領されるのを指をくわえて見ているしかないことも、TPPによるあらゆる障壁の撤廃で貧困層から順番に集団自殺の憂き目に遭うことも、次の大地震による原発事故で確実に国が亡ぶことも、女性皇族の臣籍降下とともに皇統断絶に向かうことも、自分たちに直接被害が及ばない限り、いや及んでも信じないのかもしれません。
　皆が絶望した後に目覚めるとしても、全ての案件が一触即発なので早いに越したことはないでしょう。しかし、まずは自分の周囲から気付きを拡げていきたいと思います。

　めちゃイケを見ていなかったので35号へのコメントは控えました　na85