希蝶 のコメント

>>263
 青ネギ様
 「近衛兵」や本来の意味の「親衛隊」はおっしゃられる通りだと私も思います。通常の軍隊は「国民」や「国家」を守るために存在するものであり、「君主」個人を護衛する役目を帯びていないので、その任務を全うすべく特別に配置されるものが「近衛兵」・「親衛隊」でしょう。ルイ14世は「朕は国家なり」と述べたそうですが、それは国王が威張ってよいという意味ではなく、君主には一番に国を背負わなければならぬという使命がある、そして、君主を守る近衛兵にも国王を守ることで国家を守護する重責がある、ということになるのでしょう。

 私も楊井弁護士の発言内容に不満で、拍手をしてしまった側ですが、確かにあの場においては楊井氏の意見が少数派であり、ひろゆき氏に出演した木蘭さんが番組内で罵倒されたのと同じ事をしたのだ、楊井氏にヒール役を押しつけてしまったのだと内省します。しかし、それは「ゴー宣道場」や「オドレら正気か」の中でのことであり、外に出ればマスク社会、ワクチン接種運動が盛んであるように、ワクチン讃美論とまではゆかぬとしても、一般の人のワクチン認識を代表しているものでもあるわけです。論理的・科学的に見て、どの立場が一番「真理」に近いかを認識させることは必要でもあるわけです。この場合の「憲兵」や「紅衛兵」はどちらの方か、という問題だろうとも思うのです。
 ただ、人間は感情の生き物でもあり、怒りがなければ現状を変えようとは思わないでしょう。相手がこちらの立場に耳を貸そうとせず、一方的に正論と信じ込んでいることを押しつけてくるようでは、こちらも感情的にならざるを得ない場合もある、と思うのです。

 今回のことで楊井氏がすぐに意見を変えるとは思いませんし、思想弾圧や意見の押しつけをしてはいけないでしょう。それでは意見の同意者だけが周囲に集まって来てしまい、それこそ「井の中の蛙」になるでしょう。相手が他者の意見に耳を傾け、成長させることも、また、こちらが相手の考えを聞き、現状を把握し、その改善策を考えるのも(勿論、こちらのミスがあるならそれを直してゆくのも)、討論の意義ではないかと思います。
 つまり、濁った水の中では、濁っている状態が当たり前で、その中に一部だけ清い場所があったとしても、それが目立つかというと、濁った場所に慣れてしまった立場としてはそれが当たり前だから、その心地よさを理解しようとせず、そこを「魔境」のように感じて近寄らないのかも知れない。かといって、清すぎる水の中では濁りの恐ろしさを理解することができず、また濁水の中に生息する生物の立場が分からないかも知れない。
 ただ単純に水をかき回したら、そこはただの濁水になるだけでしょう。
 だから、清い水の価値を高め、濁水ばかりの環境に慣れた思想を改革しなければいけない。強い表現になってしまうのはそのためでもあるように思うのですが…比喩がすこし堅すぎましたか?それでもなるべく冷静に、論理的に価値の優劣を語れるようにはなりたいです。
 怒りを秘めつつ、論理的に、科学的に語るにはどうすればよいのか、思考中です。私はツイッターなどでもあまりひどい表現は使わないようにしていますし(Wマークをつけるのはもってのほかです)、絵文字も使い方を知らなかった位ですから、揶揄の表現はよく分からないのですが(先日ある場所でTYPOという言葉を見かけて、何かの隠語や悪口かと思いました)、なるべく他者を揶揄したり、傷つけるような言葉はしないように、またそういう態度をとらないように、と気をつけねばと思っています。

>>262
 はるこう様
 事情を知らなくてごめんなさい。おとうさんと話す機会があり、その話題が再度口にのぼったら、ほかの人の意見もふくめ、参考にされたら、と思います。あるいはほかのよい手段があれば、とも願います。

No.266 36ヶ月前

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