遅ればせながら、号外版の感想です。また見当外れなことを記すと思いますが、ご宥恕のほどをお願いいたします。 〇 ゴーマニズム宣言・第438回「コロナデマ大行進・第2回」 前回の感想で「もううんざりした」というふうに記しましたが、考えをあらためます。是非とも、前回、今回の原稿を漫画化して、後世に伝えて下さい。そして、人間がいかに愚挙に走るものか、いかに思い込みや偏見で行動するか、かりそめの権威に欺かれるかを伝えないと、同じことをまた繰り返すでしょう(それでも同じ間違いを犯すのでしょうけれども)。何としてもデマを飛ばしたやからの名誉を失墜させ、悔悟させて欲しいです。不寛容な話ですが、その位しないと人は変わらないと思う。 こういう話を書くと、女性の人などは非常に嫌な顔をするだろうけれども、トマス・ハーディーの小説「テス」から引用します。前にもやったところだけれども。 「母さん、母さん!」苦悶する娘は、心が裂けでもするように興奮して、母親に食ってかかった。「どうしてわたしが知っていたと思うの?なぜ男の人はあぶないって、いってくれなかったの?なぜ用心しろっていわなかったの?ご婦人方は小説を読んで、こんな手練手管を知っているから、どういうふうに身を守るかも心得ているけど、わたしにはそんなふうに物事を知る機会がなかったし、母さんはわたしを助けてくれなかった」 昔、学生の頃、この箇所を読んだ時、何が書いてあるのだか、まるで意味が分かりませんでした。今は怖気が走る場面で、痛ましい訴えだと感じます。 なぜここを引用したのかというと、コロナワクチンの話と似ているように何となく感じたからです。否、ワクチンの場合は、国や分科会やこびナビなどが逆に教育ある人間たちに接種を推進している分、罪は計り知れないものだ、といえるでしょう。「無知」ということは本人の責任ではないとしても、本人に害を与えるものであり、非常に恐ろしいと感じます。 故に、前回、今回のライジングの内容の漫画化を推進して欲しいと願います。 また、宮坂氏の ●コロナワクチンには感染予防効果がある。 ●コロナワクチンには発症予防効果がある。 ●コロナワクチンには重症化予防効果がある。 ●ワクチンを打たないという選択はない。 という発言に対して。よしりん先生は、「今さら撤回などできないだろう」と述べられていますが、宮坂氏に良心があるのなら、地獄の苦しみから解放されたいのなら、是非とも公開記者会見をして、「自分の著書は誤りだった」と公表して欲しいと願います。日本国民すべてから石を投げられるだろうけれども、いまさら手遅れだとしても、それが人間としてすべき最大限の善意であり、謝罪であり、懺悔であろうと思われます。(これも何度も記しているけれども)「ブラックジャック」の「腫瘍狩り」と同じ話で、患者の命を本当に救いたかったら、癌治療機が失敗作だと公表するのが当然であるのと同じようなものでしょう。 ちなみに「良薬は口に苦し」は「忠言は耳に逆らふ」とセットの言葉だと、もっと広く認識されて欲しいです。ワクチン懐疑論のすべてがデマではなく、「忠言」であることも伝わって欲しいものです。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:22136524)
遅ればせながら、号外版の感想です。また見当外れなことを記すと思いますが、ご宥恕のほどをお願いいたします。
〇 ゴーマニズム宣言・第438回「コロナデマ大行進・第2回」
前回の感想で「もううんざりした」というふうに記しましたが、考えをあらためます。是非とも、前回、今回の原稿を漫画化して、後世に伝えて下さい。そして、人間がいかに愚挙に走るものか、いかに思い込みや偏見で行動するか、かりそめの権威に欺かれるかを伝えないと、同じことをまた繰り返すでしょう(それでも同じ間違いを犯すのでしょうけれども)。何としてもデマを飛ばしたやからの名誉を失墜させ、悔悟させて欲しいです。不寛容な話ですが、その位しないと人は変わらないと思う。
こういう話を書くと、女性の人などは非常に嫌な顔をするだろうけれども、トマス・ハーディーの小説「テス」から引用します。前にもやったところだけれども。
「母さん、母さん!」苦悶する娘は、心が裂けでもするように興奮して、母親に食ってかかった。「どうしてわたしが知っていたと思うの?なぜ男の人はあぶないって、いってくれなかったの?なぜ用心しろっていわなかったの?ご婦人方は小説を読んで、こんな手練手管を知っているから、どういうふうに身を守るかも心得ているけど、わたしにはそんなふうに物事を知る機会がなかったし、母さんはわたしを助けてくれなかった」
昔、学生の頃、この箇所を読んだ時、何が書いてあるのだか、まるで意味が分かりませんでした。今は怖気が走る場面で、痛ましい訴えだと感じます。
なぜここを引用したのかというと、コロナワクチンの話と似ているように何となく感じたからです。否、ワクチンの場合は、国や分科会やこびナビなどが逆に教育ある人間たちに接種を推進している分、罪は計り知れないものだ、といえるでしょう。「無知」ということは本人の責任ではないとしても、本人に害を与えるものであり、非常に恐ろしいと感じます。
故に、前回、今回のライジングの内容の漫画化を推進して欲しいと願います。
また、宮坂氏の
●コロナワクチンには感染予防効果がある。
●コロナワクチンには発症予防効果がある。
●コロナワクチンには重症化予防効果がある。
●ワクチンを打たないという選択はない。
という発言に対して。よしりん先生は、「今さら撤回などできないだろう」と述べられていますが、宮坂氏に良心があるのなら、地獄の苦しみから解放されたいのなら、是非とも公開記者会見をして、「自分の著書は誤りだった」と公表して欲しいと願います。日本国民すべてから石を投げられるだろうけれども、いまさら手遅れだとしても、それが人間としてすべき最大限の善意であり、謝罪であり、懺悔であろうと思われます。(これも何度も記しているけれども)「ブラックジャック」の「腫瘍狩り」と同じ話で、患者の命を本当に救いたかったら、癌治療機が失敗作だと公表するのが当然であるのと同じようなものでしょう。
ちなみに「良薬は口に苦し」は「忠言は耳に逆らふ」とセットの言葉だと、もっと広く認識されて欲しいです。ワクチン懐疑論のすべてがデマではなく、「忠言」であることも伝わって欲しいものです。