ゲスト のコメント

中島義道の「対話のない社会」を数年ぶりに読み返したが、出版当時(90年代後半)は、まだSNSが普及しておらず、この本で問題にされている言語を「封殺」されていた「弱者」が、SNSの普及により、社会に復讐しているのが今の世の中でしょう。彼らは社会でその発言を誰にも聞いて貰えず、そのような立場でも、話せる人もなく、または語る空気にする力もなく、とにかく人に話を聞いて貰えない方々であり、為か生活も充実せず、日々鬱憤をためているものたちであると想像できます。形上、民主主義を標榜しながら、お前は語るな、という「空気」を存分に吸って生きている者たちが、アイデンティティを感じれる「場」であり、生きるよすがとなってしまっては、そう簡単になくなるわけもなく、日本社会が「個人」の声を真摯に聞く土壌とならない限りは、「個人」の「意見」を装った鬱憤晴らしは減ることはないでしょう。「教育」が変わらない限りは・・(*_*)

No.192 41ヶ月前

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