今号も配信、有難うございます。Q&A、回答有難うございます。単に私が無知なだけです。とはいえ、「実効再生産数」…紛らわしい言葉です(「reproduction」の訳が間違っているように思う。この場合は「再生産」ではなく、「繁殖」でしょう)。「超過死亡」については、ツイッターで以前、この言葉を知らなかったというだけでコロナ脳の人に笑われ、歯牙にもかけられなかったという経験があるので、かなり気にしています。 ただ、この時期にブームに乗って、感染症関連の本を読み耽る、という気分にはならないし、何だか同じように恐怖しているみたいで嫌だ、とも思うのです。カミュとかデフォの「ペスト」とかを読みたい、という気分にもなれないし。正しい判断をするには、まずそれなりの知識を持たないといけないとも思うのですけれども、自分が興味を持ったのは、奈良時代に天然痘がはやり、一家で非業の死を遂げた長屋王の祟りだ、と思われたとか、実際に時の政府(太政官)が「天平の疫病大流行」に対してどのようなことをしたのか、ということ位です。先にも記しましたが、奈良時代の政府はかなり実効的な対策をしていて、古代人を軽んじてはいけない、と感じさせられました。むしろ、今の政治家こそ、爪の垢を煎じて飲む位の気持ちであってて欲しい。といっても、ワクチン接種証明とか、寄席を強制的に閉めさせるとかいう話ではなしに。マスコミや大衆のヒステリックを抑え、覚醒させるような、叡智に基づくものであって欲しいです。 昔読んだ小山田つとむという人の小学館の学年誌に載った漫画に「シンガク魔人」というのがあって、それは受験進学を目的とした全寮制の予備校で、脱走者は処罰され、スパルタそのものの教育をされるというようなところで、集団脱走をしようとしたら、舟が一艘しかなくて、誰が先に乗るかで諍いになり「お前だけが助かりたいんだろ」で喧嘩になり、結果、みんなで争って乗ったら、沈没してしまった、というようなエピソードです。あまり人気のなかった作品で、その次の号で(確か7月か8月号位で)打ち切られたものですが、ワクチン接種とか、マスクとか、コロナ恐怖とか、医療の逼迫とか右往左往している有様が、何だかこの話を思い出させるのです。 それはさておき、ついに玉川徹が「漫画家」と口走ったんですね。ぼろを出したのか、という感じです。そんなに気になるなら、退団、もとい対談し、そして、ブラックジャックの「腫瘍狩り」の医師のように、謝罪会見を開けばいい、と思います。 山尾志桜里議員についても、「弘法も筆の誤り」だと思いますが、それではすまされないミスもあろうと、「過ちをみて仁を知る」だとしてもしてはならない失敗はあると思います。よしりん先生の意見に反駁するのなら、対談をして、「自分はコロナ論のこれこれこういう部′が違うように感じる」というふうに発言する必要があったように思えます。今からでもいいから、そうされてみては?(自分は別にどちらでも良いのですが)。 いつも個人的な都合で遅い時間になってしまうのですが、今号の感想については、また改めて。
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小林よしのりチャンネル
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今号も配信、有難うございます。Q&A、回答有難うございます。単に私が無知なだけです。とはいえ、「実効再生産数」…紛らわしい言葉です(「reproduction」の訳が間違っているように思う。この場合は「再生産」ではなく、「繁殖」でしょう)。「超過死亡」については、ツイッターで以前、この言葉を知らなかったというだけでコロナ脳の人に笑われ、歯牙にもかけられなかったという経験があるので、かなり気にしています。
ただ、この時期にブームに乗って、感染症関連の本を読み耽る、という気分にはならないし、何だか同じように恐怖しているみたいで嫌だ、とも思うのです。カミュとかデフォの「ペスト」とかを読みたい、という気分にもなれないし。正しい判断をするには、まずそれなりの知識を持たないといけないとも思うのですけれども、自分が興味を持ったのは、奈良時代に天然痘がはやり、一家で非業の死を遂げた長屋王の祟りだ、と思われたとか、実際に時の政府(太政官)が「天平の疫病大流行」に対してどのようなことをしたのか、ということ位です。先にも記しましたが、奈良時代の政府はかなり実効的な対策をしていて、古代人を軽んじてはいけない、と感じさせられました。むしろ、今の政治家こそ、爪の垢を煎じて飲む位の気持ちであってて欲しい。といっても、ワクチン接種証明とか、寄席を強制的に閉めさせるとかいう話ではなしに。マスコミや大衆のヒステリックを抑え、覚醒させるような、叡智に基づくものであって欲しいです。
昔読んだ小山田つとむという人の小学館の学年誌に載った漫画に「シンガク魔人」というのがあって、それは受験進学を目的とした全寮制の予備校で、脱走者は処罰され、スパルタそのものの教育をされるというようなところで、集団脱走をしようとしたら、舟が一艘しかなくて、誰が先に乗るかで諍いになり「お前だけが助かりたいんだろ」で喧嘩になり、結果、みんなで争って乗ったら、沈没してしまった、というようなエピソードです。あまり人気のなかった作品で、その次の号で(確か7月か8月号位で)打ち切られたものですが、ワクチン接種とか、マスクとか、コロナ恐怖とか、医療の逼迫とか右往左往している有様が、何だかこの話を思い出させるのです。
それはさておき、ついに玉川徹が「漫画家」と口走ったんですね。ぼろを出したのか、という感じです。そんなに気になるなら、退団、もとい対談し、そして、ブラックジャックの「腫瘍狩り」の医師のように、謝罪会見を開けばいい、と思います。
山尾志桜里議員についても、「弘法も筆の誤り」だと思いますが、それではすまされないミスもあろうと、「過ちをみて仁を知る」だとしてもしてはならない失敗はあると思います。よしりん先生の意見に反駁するのなら、対談をして、「自分はコロナ論のこれこれこういう部′が違うように感じる」というふうに発言する必要があったように思えます。今からでもいいから、そうされてみては?(自分は別にどちらでも良いのですが)。
いつも個人的な都合で遅い時間になってしまうのですが、今号の感想については、また改めて。