感想の続きです。 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第212回「閉じられた“魅力的な場所”と寄席休業の裏話」 この感想を記す前に、(父の見舞いと世話に来た)次姉の旦那さんと話す機会があり、今度、父がデイサービスへゆくことになったという話をしたら、「密だと言っているのに、デイサービスなんて危険ではないか」という話になり、「今の行政はマスコミや知事らのご機嫌取りだ、自分は命よりも自由の方が大事だ」という返答を私がしたら、「でも、それだと警察につかまるよ。貴方が捕まったら、自分たちの立場もなくなるよ」となり、「そうなったら、義絶してもいいですよ」とか答えておきました。また、そのやりとりの中で、「そこまでいうなら、貴方が政治家になればいいぢゃないの」という話も。実際、損をする覚悟でやってみてもいいかな、とも思いかけましたが、仕事もありますからね。 その人は、「うちの娘には自分と母親(つまり私の姉)の免疫が受け継がれているから、大きな病気にかかったことはない。ただインフルだけはどちらも経験していないから心配だ」・「乳酸菌をとっていればウイルスをやっつけてくれる」とも。ニュースで感染者数しかやらないのはおかしい、どういう症状が出るのかははっきり示して欲しい、とも申していましたが。毎度のことですが、終いには自分の言うことに返事をしてくれなくなりました(こちらの言い方もうまくないのでしょう) で、これが木蘭さんの感想とどうつながりをもつのかなのですが、行政が「魅力のあるところ」を勝手に定義し、そこに近づくのは危険と強制的に閉めさせるのだって、行政や専門家のおもいこみであり、感染症対策として「人々の活気」を奪うだけの愚挙なのではありますまいか、といったところです。「要請に応じなければ警察に捕まる」という親戚の言葉にしても、「長いものには巻かれろ」主義で、「要請に応じなかったもの勝ち」にはほど遠いのかな、と思いました。木蘭さんの言うように「人間の多様性」とか「ぎりぎりの生活」とかそういうところまで目が向かないのか、あるいは向いたとしても「お上がそういうから仕方がない」なのか、何だか情けなくなった、というような感じです。 そんな中で、結局の所、圧力を受けて休業せざるを得なかったのですが、寄席は立派だ、自分自身の主張を持ち、主体的に運営をしている、と感心しました。それでも、権力は暴力的な手段で無理矢理の休業へ持ってゆかざるを得なくするのだから、この権力は野蛮だ、文化や伝統というものの大切さ、意味をまるで理解していない、息を吸ってはいているのが人間なのか、いくらあとで優しい言葉をかけたとしても、まるで同情などせず、廻りに合わせるのが正義だ、という点で、「正義」とか「公共」という言葉の危うさを露呈しているようにも感じられました (ちなみに、寄席が大事でないとするのなら、日本テレビでやっている笑点をこそ、潰すべきなのではないのかな?TV番組は密にならないから、リモートだから良くて、実際に客を入れて商売するのは×、というのは何だかおかしい、偽善だ、笑点で寄席に興味を持って、実際にゆく人だっているだろうに、と自粛政策の矛盾をも感じました)。 それはさておき、先の乳酸菌の話、正しいとしても、こういう思い込みほど避けなければいけないものではないか、というふうに思いました。経験則が誤っている可能性は多く、それは科学などで裏づけし、証明しなければいけないものでしょう。 そう言っても、親戚にはどうしても理解はできないのでしょう。自分の利用している電車で人身事故があった、という話をしても「誰かのいたづらじゃないの。自分も過去に人身事故に遭い、どんな状況か見ようとしたけれども、血も飛び散ってはいなかった」というような返事。その場合はそうだったのでしょうけれども、自分が1年以上前に経験しした事故は実際に1時間以上ひとつの場所で電車がとまり、再開まで大変だった、救急車も来たわけなので、かりに屍体を見ていないとしても、それが大変な事態だった、ということが想像でも分かりました。 何だか親戚の愚痴話になってしまいましたが、改めて、木蘭さん、おかえりなさい。昨晩の放送で元気な姿を拝見し、安堵いたしました。なお、次姉も、旦那さんもワクチンは受けないそうで、ほっとしました。
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泉美木蘭のトンデモ見聞録・第212回「閉じられた“魅力的な場所”と寄席休業の裏話」
この感想を記す前に、(父の見舞いと世話に来た)次姉の旦那さんと話す機会があり、今度、父がデイサービスへゆくことになったという話をしたら、「密だと言っているのに、デイサービスなんて危険ではないか」という話になり、「今の行政はマスコミや知事らのご機嫌取りだ、自分は命よりも自由の方が大事だ」という返答を私がしたら、「でも、それだと警察につかまるよ。貴方が捕まったら、自分たちの立場もなくなるよ」となり、「そうなったら、義絶してもいいですよ」とか答えておきました。また、そのやりとりの中で、「そこまでいうなら、貴方が政治家になればいいぢゃないの」という話も。実際、損をする覚悟でやってみてもいいかな、とも思いかけましたが、仕事もありますからね。
その人は、「うちの娘には自分と母親(つまり私の姉)の免疫が受け継がれているから、大きな病気にかかったことはない。ただインフルだけはどちらも経験していないから心配だ」・「乳酸菌をとっていればウイルスをやっつけてくれる」とも。ニュースで感染者数しかやらないのはおかしい、どういう症状が出るのかははっきり示して欲しい、とも申していましたが。毎度のことですが、終いには自分の言うことに返事をしてくれなくなりました(こちらの言い方もうまくないのでしょう)
で、これが木蘭さんの感想とどうつながりをもつのかなのですが、行政が「魅力のあるところ」を勝手に定義し、そこに近づくのは危険と強制的に閉めさせるのだって、行政や専門家のおもいこみであり、感染症対策として「人々の活気」を奪うだけの愚挙なのではありますまいか、といったところです。「要請に応じなければ警察に捕まる」という親戚の言葉にしても、「長いものには巻かれろ」主義で、「要請に応じなかったもの勝ち」にはほど遠いのかな、と思いました。木蘭さんの言うように「人間の多様性」とか「ぎりぎりの生活」とかそういうところまで目が向かないのか、あるいは向いたとしても「お上がそういうから仕方がない」なのか、何だか情けなくなった、というような感じです。
そんな中で、結局の所、圧力を受けて休業せざるを得なかったのですが、寄席は立派だ、自分自身の主張を持ち、主体的に運営をしている、と感心しました。それでも、権力は暴力的な手段で無理矢理の休業へ持ってゆかざるを得なくするのだから、この権力は野蛮だ、文化や伝統というものの大切さ、意味をまるで理解していない、息を吸ってはいているのが人間なのか、いくらあとで優しい言葉をかけたとしても、まるで同情などせず、廻りに合わせるのが正義だ、という点で、「正義」とか「公共」という言葉の危うさを露呈しているようにも感じられました
(ちなみに、寄席が大事でないとするのなら、日本テレビでやっている笑点をこそ、潰すべきなのではないのかな?TV番組は密にならないから、リモートだから良くて、実際に客を入れて商売するのは×、というのは何だかおかしい、偽善だ、笑点で寄席に興味を持って、実際にゆく人だっているだろうに、と自粛政策の矛盾をも感じました)。
それはさておき、先の乳酸菌の話、正しいとしても、こういう思い込みほど避けなければいけないものではないか、というふうに思いました。経験則が誤っている可能性は多く、それは科学などで裏づけし、証明しなければいけないものでしょう。
そう言っても、親戚にはどうしても理解はできないのでしょう。自分の利用している電車で人身事故があった、という話をしても「誰かのいたづらじゃないの。自分も過去に人身事故に遭い、どんな状況か見ようとしたけれども、血も飛び散ってはいなかった」というような返事。その場合はそうだったのでしょうけれども、自分が1年以上前に経験しした事故は実際に1時間以上ひとつの場所で電車がとまり、再開まで大変だった、救急車も来たわけなので、かりに屍体を見ていないとしても、それが大変な事態だった、ということが想像でも分かりました。
何だか親戚の愚痴話になってしまいましたが、改めて、木蘭さん、おかえりなさい。昨晩の放送で元気な姿を拝見し、安堵いたしました。なお、次姉も、旦那さんもワクチンは受けないそうで、ほっとしました。