昭和43号 のコメント

今週のライジングを拝読、今振り返ると恥ずかしき認識の数々でした。

旅客機がビルに突っ込む映像を初めて視たときは、大勢の一般人を人間爆弾に仕立てる凶悪性に恐ろしさしか感じず、とても「ざまあ見ろ」とは思えませんでした。
その後のよしりん先生の反米的な言説を読むたび、「よしりん先生どうしちゃったんだろ?こんな凶悪なテロに同情の余地はないはずだ」と思うばかりでした。

その頃は中東の歴史についてほとんど無知だったので、自分なりに高橋和夫氏や中田考氏の本で少しばかり勉強してみると、問題の根深さに気付き始めました。
湾岸戦争後のアメリカの度重なる失策が、中東各地の反政府活動を対米テロへ向かわせる要因だったと知り、この問題についての善悪の判断は困難になりました。

アフガンで暫定政府が成立後、アメリカのイラク侵攻が間近に迫り世界中で戦争反対の大規模デモが巻き起こる中、日本では高橋和夫氏一人のデモがテレビに映っていました。(記憶の限りですが)
アメリカに無理難題を吹っ掛けられていたイラクが、大東亜戦争前の日本の姿と重なると同時に、アフガン戦争に支那事変との類似性を感じていました。

当時は日本国民であることを唯一の誇りに思っていましたが、日本が大義名分のないイラク戦争を支持したとき、中東の人達に尊敬されるアメリカと戦った日本はもう存在しない事を悟り、今の日本も自分自身も誇るに値しないことに気づかされました。

それからは、イラク戦争や郵政民営化、グローバリズム批判に孤軍奮闘するよしりん先生に今まで以上に傾倒していき、気付いたらすっかりよしりん信者になっていました。
(郵便局員として、大衆は常に最悪の選択をすることも実感しました)

長文誠に失礼致しました。

No.64 44ヶ月前

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