配信お疲れ様です。都会は人でごった返しています。いい傾向ですね。

まず、小林先生の記事への感想です。

人事院の国家公務員倫理審査会の基準によれば、利害関係者からの供応接待（飲食）は「減給または戒告」が基本です。

https://www.jinji.go.jp/rinri/　（倫理法違反事案への対応　懲戒基準）

もっとも、国家公務員倫理法の適用対象は「一般職」であり、山田元広報官は特別職でした。（国家公務員法第二条五の四）

さらに山田氏は総務省を既に退官しており、従って倫理法での処分は免れることになります。むろん、明確に山田氏の汚職が認められれば懲戒免職も止む無しでしたが、過去の飲食接待程度で辞職へ追い込むのはやり過ぎですね。ただ一方で、広報官はただの幹部などではなく、実質は事務次官級のポストと言われています。お咎めなしは流石に組織に示しが付かない。この辺り、当人の実績を総合的に勘案した上で、冷静に処遇を決定すべきだったでしょう。本当に政府に必要な人物なら首相が意地でも守り通せばいい。しかし、菅首相は相変わらず世間の反応ばかり気にしていたようで残念です。

まあ、NTTの件なども噴出していますから、総務省の腐敗は根深いのかもしれません。事態を少し見守る必要があると思います。いずれにせよ、官から民へなんて、碌なものじゃなかったのは郵政民営化で明らかです。官僚の自己犠牲を放置して、かれらの悪い点だけ切り取って伝えるマスコミは、やはり害悪に違いありません。