｢オドレら正気か？｣お疲れ様でした。
すごく楽しかったです！何より明石市長に感動しました！こんなすごい市長さんだったとは…！
やはり哲学やっておられた方は視野が狭くならないのかな？と思いつつもじゃあ「法哲学者」の井上達夫氏は…と思うと、やはり個人の資質なんでしょうか。

欧米人と日本人の死生観の違いというので一つこんな例を読みました。
女優の中谷美紀さんはウィーン･フィルのドイツ人ヴィオラ奏者の方とご結婚され、昨年の3月～夏までロックダウンしたオーストリアで過ごされたそうです。その時を書き綴った日記をエッセイとして出版されたのですが、そこにこんな記述がありました。

「ドイツの人々には、亡くなった遺体に面会するという感覚がないらしく、夫は亡くなっても『自分の遺体を見られるなんてとんでもない』と言うし、万が一私が先に逝ったとしても『冷たくなった君の遺体なんか触りたくもないし見たくもない』とのこと。それは自分の両親や兄弟、娘でもそうなのか尋ねると、『もちろん誰でも亡くなった人は亡くなった人なのだから、わざわざ会う必要はない』というわけで、私などより夫の価値観の方がさらにあっさりしているのだった」

日本人の一般的価値観からいうと薄情に感じられますが、ドイツ人にはこれが普通なのでしょう。良い悪いでなくまさに文化の違い。

よしりん先生が最後に言われたとおり｢日本人とは何か？｣から考え直さないと問題の本質がわからないかもしれません。
そしてまたきっと同じことを繰り返すのだと思います。現に今戦時中と同じことを繰り返していますし、自粛に効果があったのか検証しないまま再度緊急事態宣言出したのも、イラク戦争の総括をせずになんとなく過ぎてしまっているのを連想します。
藤井先生のお話を聞いたときも、日本はずっと小国のまま、超大国どころか国民国家にもなれないような気がしました。