roku のコメント

男女平等」について改めて考えてみました。私もよしりん先生と同じく「平等」なんて存在しないと思っています。私が尊敬していた大学の先生は「唯一平等なのは、誰にも不平等があるということ」と仰いましたが、その通りだなあと思ったのを覚えています。よしりん先生はご自分のことを男尊女卑だとおっしゃり、奥様も先生が台所に入るのも男は入るもんじゃないと叱られる…じゃあこれが男女平等じゃあないと非難されるべきものかというと、甚だ疑問、先ほど述べた大学の先生は英文学専門でフェミニズムについても当然よく考えられていました。そして先生は思想は現実と結びついておられたので、大学に行く前にアイロンかけをしたり掃除をされていました。が、それで、よしりん先生のご家庭より素晴らしい!と
するかといえば、そうとも思いません。よしりん先生は浮気三昧でしたが、奥様が許しておられるのならそれでよいと思うのです。人は「こうあるべき」という一面的な定義で裁かれるほど単純な生き物ではないですよね。形(理念)から「男女平等」を語ると人間の本質を見失うように思います。では日本人にしっくりくる「男女平等」とはどんなものなのでしょう。愛子様が天皇になられたらあっという間にその姿が現れるのではないかと思うのですが。まずは、男性優位な社会であることは間違いないので、そこは社会の制度、構造の見直しを早急にしていかないといけません。女性が働きやすく安定した収入を得られる、能力を正当に評価してもらい昇進するチャンスも男性同様与えられる社会に。そして、これからは、ますます共働きの家庭が増えてくるでしょう。現在、共働きでも家事の負担を担うのは圧倒的に女性が多い、子育ても女性、そこらにどうしても女性が非正規雇用を選択せざる得ない事情があると思います。男性側の意識を変える制度上の改革が必要かもしれません。今回のコロナ騒動で炙り出された日本が女性に非常に冷酷な社会である一面、まさに道場の目標である
女性の地位向上を一刻も早く推進していかなければいけないと思います。が、それは、「男女平等」をただただ平面的に主張するのではなく日本の風土、文化に根ざした、女性を尊重する形であってほしいと願います。これは、微妙なバランス感覚が必要でその都度精査していくことによって成し遂げられるものだと思います。言い尽くされていることを述べたようにも思いますが、男性にというよりもむしろ女性に訴えたい気持ちで書かせていただきました。

No.207 45ヶ月前

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