理論的には正しいことでも実際のことと乖離があるならお互いの歩み寄りがないとただの「原理主義」になる。 問題が噴出していてもプライオリティーを考えることがとても重要。 偽善や欺瞞があふれた全体主義が蔓延するのは「空気至上主義」のなせるところ。 「空気」が一旦形成されれば、本当の弱者かどうか考えず、少し「違う」部分を持っているやつで、かつ、攻めやすいやつを見つけては一斉に攻撃を加えるのは、まさに大人がやるイジメだ。 なので、マスクをしていないという本来なら何の問題もないはずなのに、少しみんなと「違う(マスクをしていない)」だけで人格丸ごと攻撃するのだ。 学校のいじめは、実は大人と同じことをしている縮図と考える。 個人的持論だが、最近のいじめの風潮には子供達が見るヒーローものが影響していると考える。 私が子供の頃のヒーローは、自分一人でたくさんいる悪をやっつけるものだった。たまに仲間や兄弟が出てくる時はお祭りのようで楽しかった。 しかし、いつの間にか、一人の怪人や怪獣(異形のもの)に複数のヒーローが攻撃を加えるのが主流になっている。 おそらく、製作者側は「困難にみんなで力を合わせて解決するんだ、困っても自分一人じゃないんだ。」という意図で作っているのだろうが、子供達にしてみれば、見た目の少し劣る子やみんなと馴染めない子を見つけて、攻撃しても良いという空気を手に入れたら、みんなで一斉に攻撃を加えるのが、いじめを行う一端になっていると思う。
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小林よしのりチャンネル
(ID:29219734)
理論的には正しいことでも実際のことと乖離があるならお互いの歩み寄りがないとただの「原理主義」になる。
問題が噴出していてもプライオリティーを考えることがとても重要。
偽善や欺瞞があふれた全体主義が蔓延するのは「空気至上主義」のなせるところ。
「空気」が一旦形成されれば、本当の弱者かどうか考えず、少し「違う」部分を持っているやつで、かつ、攻めやすいやつを見つけては一斉に攻撃を加えるのは、まさに大人がやるイジメだ。
なので、マスクをしていないという本来なら何の問題もないはずなのに、少しみんなと「違う(マスクをしていない)」だけで人格丸ごと攻撃するのだ。
学校のいじめは、実は大人と同じことをしている縮図と考える。
個人的持論だが、最近のいじめの風潮には子供達が見るヒーローものが影響していると考える。
私が子供の頃のヒーローは、自分一人でたくさんいる悪をやっつけるものだった。たまに仲間や兄弟が出てくる時はお祭りのようで楽しかった。
しかし、いつの間にか、一人の怪人や怪獣(異形のもの)に複数のヒーローが攻撃を加えるのが主流になっている。
おそらく、製作者側は「困難にみんなで力を合わせて解決するんだ、困っても自分一人じゃないんだ。」という意図で作っているのだろうが、子供達にしてみれば、見た目の少し劣る子やみんなと馴染めない子を見つけて、攻撃しても良いという空気を手に入れたら、みんなで一斉に攻撃を加えるのが、いじめを行う一端になっていると思う。