>>286 こちらについてですが、例えば脳梗塞があって誤嚥性肺炎を繰り返している人がインフルエンザに罹っでしばらくして肺炎になってお亡くなりになった場合、この場合の死亡診断書の直接死因の多くは誤嚥性肺炎もしくは肺炎となると思います。新型コロナウイルス感染症がインフルエンザと同様で致死率が低い疾患だと思っていた場合、脳梗塞があって誤嚥性肺炎を繰り返している人が新型コロナウイルス感染症に罹ってしばらくして肺炎になってお亡くなりになった場合、新型コロナウイルス感染症を直接死因で記載するパターンがインフルエンザの時よりも多くなると思います。インフルエンザはあまり肺炎にならないと考えられているため、肺炎の原因がインフルエンザとは考えにくく、逆に新型コロナウイルス感染症の場合はインフルエンザよりも肺炎の原因となりますので、肺炎があった時点で新型コロナウイルス感染症による肺炎であると診断されやすくなります。それがすべて正しいかどうかは別問題です。本当は病理解剖を行わないと死亡原因について正確な評価を行うことは困難なこともありますが、今の世の中、なかなか病理解剖を承諾してくださることが少ない、病理医が少ない、新型コロナウイルス感染症に罹患した方の病理解剖に後ろ向き(感染の恐怖のため、本来ならばそんなに感染性はない)であるなどから、病理解剖を多くできる環境ではないのです。 死亡原因については色々難しい問題があるのです。
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小林よしのりチャンネル
(ID:66503903)
>>286
こちらについてですが、例えば脳梗塞があって誤嚥性肺炎を繰り返している人がインフルエンザに罹っでしばらくして肺炎になってお亡くなりになった場合、この場合の死亡診断書の直接死因の多くは誤嚥性肺炎もしくは肺炎となると思います。新型コロナウイルス感染症がインフルエンザと同様で致死率が低い疾患だと思っていた場合、脳梗塞があって誤嚥性肺炎を繰り返している人が新型コロナウイルス感染症に罹ってしばらくして肺炎になってお亡くなりになった場合、新型コロナウイルス感染症を直接死因で記載するパターンがインフルエンザの時よりも多くなると思います。インフルエンザはあまり肺炎にならないと考えられているため、肺炎の原因がインフルエンザとは考えにくく、逆に新型コロナウイルス感染症の場合はインフルエンザよりも肺炎の原因となりますので、肺炎があった時点で新型コロナウイルス感染症による肺炎であると診断されやすくなります。それがすべて正しいかどうかは別問題です。本当は病理解剖を行わないと死亡原因について正確な評価を行うことは困難なこともありますが、今の世の中、なかなか病理解剖を承諾してくださることが少ない、病理医が少ない、新型コロナウイルス感染症に罹患した方の病理解剖に後ろ向き(感染の恐怖のため、本来ならばそんなに感染性はない)であるなどから、病理解剖を多くできる環境ではないのです。
死亡原因については色々難しい問題があるのです。