ライジング「ゴー宣」を読みました。

私も当初は笹さんがブログで挙げておられたような思いを、どこか抱いておりました。
しかし先日の「ゴー宣道場」をニコニコ生放送で視聴して、金塚氏＆高森氏とよしりんの議論を聞いていて、
そして森氏の発言の全文を読んでみて、またその時と、森氏の発言に対する印象が変わってきました。
全体主義バッシングの構造を見るに、福田元事務次官の件や舛添元都知事の件、石原慎太郎氏の「三国人」発言の時のことを思い出したのですが、
金塚氏や高森氏や倉持麟太郎氏の発言を聞いて（倉持氏はどちらかといえば間に立とうとしていたような印象でしたが、ちょっとだけ金塚さん寄り？）
やはり「森氏の実績はどうだか知らないが」みたいな発言のところはどうも引っかかってしまいましたし、「森氏的なもの」という言い回しにも引っ掛かりを感じましたし、
後は金塚さんからはそこまでの発言は出てなかったかと思いましたが、森氏を叩く人達の中に「昭和化石脳」みたいな言葉を投げる人にもどうも引っかかりを感じていました。
私も昭和40年代生まれではありますが、青春時代までをリアルタイムで昭和を過ごした世代ではありますので。

ゴー宣道場後の笹さんのブログを見て同意したのですが、前回のゴー宣道場後半の議論の中にはいろいろと深いテーマがあったように感じます。
このことをいずれゴー宣道場のテーマにしてもいいのではないか？と、外野の読者の立場ながらふと思った次第です。

今回のライジングにもありましたが、「平等」や「自由」や「権利」という理念だけを見て、目の前の不平等や不自由や権利の侵害については何も言わないというのは欺瞞・偽善です。
そのことが今回のコロナ禍（日本ではインフォデミック）において、より浮き彫りになった印象が強いです。

皇統のことについても、理屈だけをこねくりまわして言うのであれば、他人事でどんな残酷なことでも言えてしまいます。
それが右派にも左派にも分かっていない。女性天皇・女系天皇に賛成する国民が多数を占めることは健全な常識の発露で、庶民の民意だと思いたいのですが、
コロナ禍でここまでエゴイズムに振り切れる大衆を見ていると、やっぱり他人事感が強かったのではないかと嫌な勘繰りをしたくなってしまいます。

時・所・位に応じて考えるというのは、そういう経験を重ねていかないと自分の身につかないと思いますが、
公人の発言を是々非々で見ることだけでなく、その時の状況まで加味して見る必要があるということはとても勉強になりました。


「トンデモ見聞録」を読みました。

全体主義と化したマスク強要は、カルト信仰のレベルにまで達してしまっていますね。
エゴが人の心をこうまで狂わせてしまうのか、ということを、このコロナ禍がインフォデミックだと気づかなければ、
そういう俯瞰した視点に至らなかったかもしれません。
改めて、泉美さんとよしりんの本を読んでてよかったです。
勿論、宮沢孝幸氏や萬田緑平氏など、他の「分かっておられる」著者の本や言葉に触れることで「気づく」人もいらっしゃるでしょうけれども。

マスクは万能ではないということはよく分かっているつもりでいましたが、それにしても、今回のトンデモ見聞録を読むと、それがより肌身で感じますね。
潔癖症の人じゃなくても、ゾワゾワッとすると思います。


追伸：Q&Aありがとうございます。

しょうもない質問に答えて戴いてありがとうございます。たまには難しい質問じゃなくて、ゆるい質問もしてみたくなったので・・・。
あと、Q&Aの質問者の中に、数年ぶりではありますが懐かしい方のお名前を拝見して、お元気でやってらっしゃるのかなと思いました。
それから、ただしさんの質問とanamochiさんの質問に対する小林先生の回答は、読んでいていろいろと考えるきっかけになりました。