ゴー宣道場お疲れさまでした。
　非常に有意義だったのですが、最後の「森喜朗氏の発言は差別か」についての議論に思うところがあったので書き込んでみます。
　私は、森氏の発言は、女性全てを差別しているものではなく、組織のトップとして、女性人員を確保したいという思いがあったのではないかと見ています。身内であるラグビー協会と比較したのはどうかと思いますが。
　  森氏の発言について、金塚弁護士が、「業績と発言は別問題」とも言っていましたが、その例えとして、現実に被害が出る交通事故と混同するのは無理があると思います。「森喜朗氏の業績も知らない」というのもヘンだし失礼な話です。森氏も、組織のトップとして様々な苦労をしている筈です。中には無理難題を吹っ掛ける輩も居るでしょう。それを無報酬でやってきたことに対する考慮は有るべきです。話の中で、赤十字が献血の宣伝に特徴的なキャラクタを立てた事にも言及されていましたが、それも献血する人が減少しているという実情があっての事です。
　更に、金塚弁護士は、森氏の発言に「女性にとって過去のトラウマが想起される」と言いたかったのでしょうが、それは単に「傷ついた」というだけであり、大人としてナイーブすぎます。女性ばかりが傷ついている訳でもありませんし、男尊女卑な感覚を持っているとはいえ、発言の全てが男尊女卑とは限りません。発言は、性別だけではなく立場やその人毎の現状も影響されるものです。今日の道場に木蘭さんが居なかったことが非常に悔やまれます。
　金塚弁護士は、女性差別の現場に詳しく、知識や情報は非常に有り難いのですが、それ以外について（特に男性や立場のある人）表面しか見ておらず、女性差別に偏り過ぎという感じを受けました。