マサ のコメント

11日の東京MXのモーニングクロスに金塚先生がご出演されていたので見ました。
同じくゲストの瀬尾傑さんは今回の森発言について、「黙っている事は森発言に同意したことになると思い森氏処分を求める意見をした」という為末大さんの意見を紹介し堀潤氏と共に沈黙せずに批判をすべきだ、という主張をしていました。
金塚先生は日本がこのまま何もしないと男女平等になるまで238.53年かかるというデータを紹介し、今回の森発言については黙っているのではなく差別を差別として怒る事が重要との話をしていました。
ただ「黙るべきではない」や「沈黙は森発言と同じ」と言う瀬尾や堀潤氏、それに金塚先生は一方の意見を言うべきであっても反対意見(森批判以外)を述べるのは違う、と言いたいのでしょうか?それって全体主義への道だと思うのですが・・・

私はよしりん先生が言うようにTPOが大事だと思いますし、たまに言う地域性や国柄が重要だと思っています。
(もちろん、日本は他国と違うから差別があっても良いと言いたいわけではありません)
「黙るべきではない」としながらも、よしりん先生や藤井聡氏のようにポリコレについて指摘するとネットの中では
差別主義者とレッテルを貼られるという恐るべき世の中に傾きつつあります。
そもそも人間ってとても複雑で右か左か、白か黒かなどでは割り切れないと思うのですが、それでも「沈黙は同意」になるのでしょうか?
笹さんが言うように「自ら多様性を謳っておきながら、その多様性を理解しない人を排除するというのは多様性の精神に反するのでは?」という意見に深く共感している私には疑問です。
そして日本が何もしなければ男女平等まで238.53年というのもなにを基準にしているのでしょうか?
フランスの歴史学者エマニュエル・トッドは各国の家族のありようの違いからグローバリズムを批判しています。
世界の家族のあり方の違いから男女平等についても国ごとに考え方が違ってきてもおかしくないと思っているのですが・・・
国柄、地域性を考えると男女平等についてもグローバルな視点で考えるべき事とグローバルの視点で考えてはいけない事があると思います。私はフランスから学ぶことは多いと思っています。ですがフランスの制度やあり方を盲目的に受け入れてしまってもそれはそれで危ないと感じています。

まさに公論こそが重要、公論なき批判は全体主義に繋がるとこの1年の珍コロ騒動から森発言までを見ていて感じました。
いずれにしても今回の道場は物凄くタイムリーでとても楽しみです。

No.135 47ヶ月前

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