近現代の日本社会では、社会主義・共産主義が「科学」的という言説から、能率・生産性などアメリカ的なものが「科学」的という言説が主流となり、いつしか「科学」的であることが正しい、ということになってきたのだと思います。 人間が制御できない原発事故や震災があっても、前提条件だらけのシミュレーションや計量分析の妥当性が疑われても、なお「科学」的であることが正しい、という言説の支配は変わりません。 科学に支配されるのではなく、科学を相対化し、常識、伝統、歴史に基づいて利用できる感覚を身につけるための努力を続けていかねばならないと感じています。
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小林よしのりチャンネル
(ID:21040920)
近現代の日本社会では、社会主義・共産主義が「科学」的という言説から、能率・生産性などアメリカ的なものが「科学」的という言説が主流となり、いつしか「科学」的であることが正しい、ということになってきたのだと思います。
人間が制御できない原発事故や震災があっても、前提条件だらけのシミュレーションや計量分析の妥当性が疑われても、なお「科学」的であることが正しい、という言説の支配は変わりません。
科学に支配されるのではなく、科学を相対化し、常識、伝統、歴史に基づいて利用できる感覚を身につけるための努力を続けていかねばならないと感じています。