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ちぇぶさん、こんにちは。
『愛子さま皇太子への道』のサイトにて、皆様の「天皇制は必要か？」に関するブログを拝読して参りました。皆様のブログひとつひとつにコメントを記入しようかと思いましたが、数が多く収拾がつかなくなるかと思い、また、ライジングの前号のコメント欄にて、奈良道場のテーマ撤回に対する門下生の皆様の反応に疑義を呈した事もあり、こちらに書かせて頂きます。

大前提として、私は天皇制は必要だと思っております。『権威』と『権力』を分けた先人の知恵だと思っております。
皇室が無かったら、日本国は何かある度に「瓦解」の危機を迎えてしまうと思います。様々な国難を乗り越えて来られたのも、天皇制や皇室の存在によるところが大きいと思っております。

その一方で、一般論としての疑問点もあります。「法の下の平等を定めた憲法第14条との矛盾」です。
「尊皇心」や「皇室への敬愛の念」を鼓舞するだけでは、ゴー宣の読者ではない方には、この疑問は解けないかも知れません。
天皇制に否定的な左翼陣営の主張は、「法の下の平等との矛盾」にほぼ集約されます。
日本共産党が「女性・女系天皇を認める」と決定したのは、天皇制が（法の下の平等と矛盾しているものの）現行憲法で規定されている以上それに従う、しかし、女性差別は望ましくない、といった趣旨であると思います。彼らは「教条主義」で、「規則」にはうるさいですから。

立憲的改憲を目指す上でも、この点に関する考察は欠かせないかと存じます。