佐々木 のコメント

日本学術会議の会員6名の任命拒否を知ったときは菅政権に都合の悪い人たちなんだろうと
漠然と考えていたんですが、安倍政権時代に安保法制と共謀罪で反対に回っていたと知り、
納得しました。
しかし、任命拒否された日本学術会議の批判はいただけません。菅政権はあくまで任命拒否をしたのであって、
この場合は「政府と意見が異なる者を任命しないのは民主政治に反する」とするのが妥当ではないかと思います。
なのに、「学問の自由を侵害」を批判理由にしてしまうのは、これまでの慣例に慣れきってしまって
機関の独立性などを日本学術会議が真剣に考えておらず、「学問の自由を侵害」とすれば簡単に覆ると安易に
考えているように見受けられます。

ウォルフレンの名前が出たときは思わず懐かしさが湧きました。初めて名前を知ったのはよしりん先生が
薬害エイズ問題に奔走しているときでした。あの時、薬害エイズ問題に参加していた若者たちにウォルフレンの
著書が出回って説明責任(アカウンタビリティ)が流行っていましたが、よしりん先生が運動を総括した途端、
運動団体から批判されて「誰もアカウンタビリたくねえんだよ。」と批判されたのを覚えています。
あの頃は官僚批判が凄まじかったですが、思い返すとあの時もさしたる議論もなく世の中の空気で
「官から民へ」という論調が生まれたように思います。
菅政権は安倍政権の政策を継承すると言ってはいましたが、このインフォデミックで日本経済がガタ落ちの時に
中小企業の再編なんてしたら、それこそ止めを刺すようなものだと思うんですが、これも碌に検証もせずに
場の空気を読んで政策を決めてしまっているように思えます。
コロナ・インフォデミックに限らず、物事を決めるときは空気を読むより、まず検証と議論をすることを
常識としないと、日本は崩壊へ流されるままだと思います。

「免疫ブースト」なる免疫の再活性化を知って、人間とウイルスの活かし活かされの不思議な共存関係は
実に面白いと感じました。同時に人間がその場で考えたことなんて歴史の積み重ねの前には何の価値もないと
思いました。
やたらとワクチンを求める人たちは人間や科学の万能性を微塵の疑いもなく持っている人たちだと思います。
そんな人たちにとってウイルスとの共存なんて決して考えつかない、信じられない未知の領域に映るかもしれません。
それにしても、あれだけ新型コロナの死者数が凄まじく少数なのに新型コロナ陽性の受験生を締め出そうだなんて
これこそ差別ではないでしょうか。また、受験を受けられなかったことで若者たちの未来が閉じてしまうことに
責任をとれるのでしょうか。
いい加減、このバカ騒ぎを子供や若者たちのためにもすぐに止めてほしいです。

No.170 50ヶ月前

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