希蝶 のコメント

 今号も配信、有難うございます。加えて、しゃべクリMVP、有難うございます。前回、エヴァネタをおぼっちゃまくん風にするのは楽しかったと申しましたが、畏れ多いとも感じておりました。くだらないネタを採用してくださり、感謝致します。

 今号の話は、自分にとっても、「思い込みの正義で行動してはならない」という戒めのようにも感じられました。また、薬とは何でもいいから用いれば良い、というわけにはいかないということも。そのことはまた改めて。

 先に、現在発売中の「辻説法」を読んで思い出した話を書きます。かつて、「ジェッターマルス」というアニメがあったのですが(恰好を見れば分かるのですが、アトムのリメイクのような作品です)、その中に、こんな描写があったのです。

 ロプラス共和国の少年少女シンフォニーのメンバーが、飛行機をハイジャックし、マルスに会うため、進路を日本に向けさせました。マルスに会ったコンサートマスターのサリーという少女は、助けを求めに来たとマルスに語ります。自分たちのレコードを送り、話を始めようとした矢先に、警官隊のガス弾によって、楽団員は一網打尽になります。

 ロプラス共和国の大統領が来日し、実は大統領はロボットで、ロプラスではクーデターが連発したため、優秀なロボットを大統領にした、という経緯がありました。以後、国は平和で豊かになたはずだったのですが、そんな大統領を狙う刺客が現れました。それは、ママルスの知り合いでもある、さすらいのロボット、アディオスでした。大統領はうまく逃げおおせましたが、マルスに、アディオスはこんな真実を語りました。

 ここからが肝腎です

 そのロボット大統領は実は独裁者で、彼の体には50メガトンの核爆弾が仕掛けられており、誰も手を出すことができません。本国に送還された楽団員たちは多分生きていないだろう、

 そして、楽団員のサリーがマルスに託したレコードには、こんなメッセージが録音されていました。ロプラスでは子供は国家によって養育され、五歳の時の知能テストで落第すると、ガス室に送られる。その後も年1度の国家試験があって、不合格者は容赦なく殺される。ロボット大統領になってから、ロプラスでは人口が半分に減った。

 そして、サリーは、行方不明になっている、マルスの産みの親、天馬博士…ではない、山の上博士の伝言も託してきており、「心」という文字が書かれていた。

 で、結局、マルスがロプラスの大統領と対決して、苦戦の末勝利し、マルスは弟のメルチとともに、ロプラスを再建するために向かう、というところで、「ジェッタ-マルス」の物語は幕を閉じます。

 なんか、どっかで聞いたような話だと思いませんか?詳しくは解説しませんが、周庭さんの話を読んで,サリーのことを連想したのは、不自然なものでしょうか?
 こういう話をコロナウイルスで恐怖している人たちに視聴させてあげたいと思います。とりわけ玉川徹とか岡田晴恵などに。
 それとも、彼らは「これはどこかの独裁国家の話であって、今、日本で起こっている現状とは関係ない」とでもおっしゃられるのでしょうか。

 餘談ですが、当時、勉強もせずただぼーとしていることの多かった私に、今はなき母親は、「ロプラスみたいなところへ連れていったら、お前は試験でガス室行きなんじゃないか」と言っていました。

 ジェッタ-マルス、どこかで再放送してくれないかな?

No.25 53ヶ月前

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