くりんぐ のコメント

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ゴーマニズム宣言・ゴーマニズム宣言・第380回「善意と正義のはずの残酷」について。

「救癩の旗印を掲げて隔離を最善と信じ、そこに生涯をかけた人の思いまでを、私たちは踏みにじる権利はない」
「最善」というラベルを貼り付ければ何をやってもいい。そんな訳がないでしょう。
ハンセン病患者は家族から引き離され、本来の名を奪われ、差別にさらされ、病気が治っても帰る場所も奪われ、施設に留まる以外の選択肢も奪われて、人生をめちゃくちゃにされたのです。それを「善意」でされたことだと言われても、許せるはずがないでしょう。

「たとえ病原菌が無くなっても、世間の差別の目のせいで元患者が社会復帰するのは難しい。だからあえて隔離するのだ」
誰のせいで世間の差別が悪化したと思ってるんでしょうか。光田がハンセン病は悪魔の伝染病だと、恐ろしい病だと煽りまくったせいでしょう。
「告訴されれば私が刑務所に行くまでだ」と一見今の時代ならまだしも、ハンセン病患者は元々貧しく、裁判にかかる金を工面するのも難しく、誰が光田を告訴できたというのでしょう。誰も自分を訴えることなどできやしない、と高を括っていたからこそ言えたんでしょう。

光田は自分の唱える隔離政策を否定する小笠原医師の説を社会的に抹殺させ、己の過ちに気づくことを拒否しました。光田は隔離によってたった一度の人生を踏みにじられた元患者さんたちやご家族の幸せと引き換えに得た栄誉の中で死んでいったのです。
己のしでかしたことへの責任をとらず逃げたまま死んでいった者に、情けをかける必要などありません。

No.207 18ヶ月前

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