M.O のコメント

Q&Aについて。
「熟女ドラフト会議」でロバート秋山が岡田晴恵を推していたのは、私は笑いましたけどね。
これって、熟女好きの芸人がディナーを一緒にしたい熟女をドラフト会議の要領で指名していくもので、人間性よりも性的魅力を重視したセレクションであることが多いという何ともおバカな企画です。
確かに不謹慎な気もしますが、いわゆる「コロナの女王」を自身の性的対象にまで引きずり下ろし、他の熟女芸能人と並べたというのは「岡田晴恵はタレントである」と言ったようなものではないか、と。
木蘭先生が嫌悪感を示されているスタジオでのカマトトぶった振る舞いについても言及していましたが、要は「いやもうやってる事、学者やなくてタレントやから」と指摘したも同然なのだろう、と。

そもそも秋山はコントでも「おかしなスクール経営者」を演じることが多く、ピンでも業界人や職人になりきる「情熱大陸的なネタ」が好評を博していますが、それは即ち「文化人の胡散臭さ」を浮き彫りにし、かつ「文化人というものは『創れる』」という風刺のスタンスなのだと思います。
つまり秋山なりに「本物の権威」と「ニセモノ」を見極めており、自身は徹底して「ニセモノ」を演じ続けているのですよね。
その上で岡田晴恵を「ニセモノ」判定した、というのがあの放送だったと思っております。
仮にそこまで考えていない「単なる熟女好き」だったとしても、子供目線で岡田晴恵に「学者らしい知性を感じない」と言ってのけたようで、私は面白く感じました。

今のところ、秋山の発言が炎上したという事実はなさそうですが、本来ならばフェミニストが噛みついてきてもおかしくないんですよね。
だって、美醜で勝負する世界にいるわけではない学者を、芸能人と同じランキングに入れているのですから。
同時に、インフォデミックの中心人物として忌み嫌う一般人がネットで秋山を叩くということがあってもおかしくはないでしょう。
でもそうなっていないということは、皆薄々感じていたことなのでしょう、「アレは学者じゃない、タレントだ」って。
もし観客を入れた収録でドカンとウケていれば、少しは空気が変わっていたかもしれないと思います。
実際の所、岡田晴恵許すまじとは思っていても、目下の敵である「同調圧力」と戦いながら生活していかなければならないのが現実。
その中でド変態の秋山が岡田を性的対象と見做すというのは、笑いとして100点満点ではないし、複雑な心境ではあるけれど「タブーに触れる人が1人でも出てきてくれた」とポジティブに評価する感覚は多数ではないかと想像します。

No.31 47ヶ月前

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