GEE-US-T のコメント

(以下の私見にわたる部分は、必要なら裏を取る等、ご自身の意見として述べて頂く分には引用も利用も―当然 批判も―自由です)

配信や週刊Sの記事、ありがとうございます。

既存のわたくしのコメントにおいて、最大部数週刊誌Bにおける、「コロ、COVID-19」に関する報道姿勢または全般的論調……「B誌は特に思い出せないけど、公式に近かったかな」という趣旨のことを書いたと記憶します。
(や、誰もお前のなんか気にしてへんって。 そうでしょう。けど、自分の気ぃがすまへんので)

06月11日号をパラパラめくっていて、今更ながら思い出して:
少なくともわたくしは、医療や薬剤やらの大きな問題や絵図については、週刊Bを当てにしてへんかったわ、と。個別のスキャンダル醜聞はさておき。
――なぜか?
答えは、少なくとも最近一年は続いてる「PR」のせいです。
06月11日号でいうと66-70ページです。
全て 医療機関・保健関連機関・会社の宣伝 なんやね。

今号は少し減ってる気ぃしますが、本誌全体で約140ページですので、それなりの比率ですやん?
月に一回以上、5~10ページくらいの同様のPR特集が載ってたと思います(気になる方、ぜひ検証もしくは反証したって!)。

読者としてはメディアごとの論調も大事ですが、姿勢そのものも問われるやないですか?
あれこれの、国民の重大関心事などについてどういう立ち位置、姿勢で臨んでいるか。

で。
雑誌が「購読料依存度100%」でもない限り、広告主という金主の意向は尊重されると考えていい。 雑誌発行は慈善事業やない。
5/140相当の特定業界のPR記事を継続的に載せてる雑誌は、その業界の常識を逸脱しない。 不都合なコトや絵図も書かない。
そう推定するのが合理的(言い換えると「そんなことはない」と主張する人がその理由をわたくしたちに納得させるべきです)。

かというて、「Bよ、お前もか!」 と嘆くことはあれへんのです。
週刊Bのファンでいたい方は、最近勧められている定期購読をしたらええんです。

また日本ではあまり見ぃひんけど、PRの無い雑誌、少なくとも広告フリーなオンライン版が閲覧できる「プレミアム会員」があってもいい。
オンライン雑誌に(電子書籍同様)再販制の縛りがないのならば、
日本でも購読料(subscription fee)が松・竹・梅などと設定できるんやないでしょうか?

仮に「竹」以上の人が顕著に増えたとする。 そしたら愛読誌は、広告主より、読者こそが経営を支えるモデルに近づくやん?
少なくとも最低限の雑誌発行が広告抜きでも出来るようになれば、読者はそれが自分ら読者の利害にかなうと思うやろ。 かつ、そういう雑誌なら広告を募るよりも生き残れると考える経営陣も、競争原理の必然として出てくるんやないかなぁ。
週刊Bも、ゆくゆくは、50万部以上をコンスタントかつ定期的に売る、広告僅少かゼロの会員制雑誌になれるかもしれんでしょう?

ちょい脱線します。
「情報こそ命」の海外の投資ファンドは、個別の事実よりも(個別事実はインサイダー規制があるため)、大きな図を描いてくれたり新しい解釈をみせてくれたりするアナリストさんや気鋭の学者さんを、ごく少人数の講演会に大枚はたいて招く(た)らしいです。
情報を活かすプロがやってること、わたくしたちも素直に真似したらええんやないの?
似たようなことなら庶民も(頭数さえ集まれば)出来ます。 一流誌の記者さんは一流のノンフィクション作家の卵ですから。 形を変えた、群衆からの資金調達みたいな。
気に入った記事は褒める。 あかん記事は(理性的に)批判する。
ええ記事が載ってる号は友人に「読んでみて」と布教のように贈る。他誌の特定の記事やテーマのようなものを読みたいといった要望を伝える。
愛読者としても、それは好きにしたらええ。 ヒトのためやなく、巡り巡って自分のためにもなるから、いうか。

なんしかそんな精神で、情報提供役務を購読したらええと思います。
一年とってあかんかったら打ち切ってもええし。 もう一年チャンスを与えてもええし。 品質が悪化してるのに、発行が途切れてるのに、購読するいわれまではない。あと、こっちの懐事情かてある。
雑誌が休刊してもお布施を与えるのは、もはや読者の慈善活動。 でも日本では自由にやってええことです。好きにやったらええんです。

なお、「情報はタダ」と思てる方。「タダほど怖いもんはない」という大阪商人の戒めの意味をよーく考えたってください。

「言うは易し」です。 気まぐれのような「上から」発言スマソ。

No.201 54ヶ月前

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