ハックスレー のコメント

コウモリの専門家である中島宏彰氏の著書、「ボクが逆さに生きる理由」に、コウモリとウイルスの関係に関して、こう記してます。

『SARSウイルスなどは、コウモリが自然宿主だと考えられている。しかし、コウモリから直接人に感染するのではなく、コウモリと人の間に中間宿主を挟んでいる場合が多いようだ。確かにコウモリがウイルスの巣窟のように思えるが、その見方はじつは科学的ではない。もし「コウモリが他の動物に比べてウイルスをたくさんもっている」ということを科学的に証明したいのであれば、コウモリ以外の生物群についてもきちんと調べなければいけないだろう。 これは当然のことである。しかし、現状では哺乳類の中で最も種類の多いネズミ類でさえ、 ウイルスの研究は十分とはいえないそうだ。それでは不公平というものだ。だから簡単には「コウモリはたくさんウイルスをもっている」と断言できない。とはいえ、少なくとも、人間に入ってくると大変に危険なウイルスをもっている可能性はあるわけで、気をつけるに越したことはない。もちろん、それはコウモリだけではなく、他の野生動物についても同じことである。』

SARSの場合は自然宿主がコウモリで、人とコウモリの間にハクビシンを介し、人にウイルスが感染したとの見方が強かったはずです。
しかし、ハッキリとは分かっていない事も多いんです。
報道というのは、はっきりしてない事でもセンセーショナルなことを分かりやすく伝えてしまいますから危険です。
自然界で静かに暮らしていたウイルスを呼び起こし、連れ出し、それを世界に拡散させているのは、コウモリでも誰でもなく、我々人間です。
中でも拡散に貢献した異常なイデオロギーであるグローバリズムは見直さなければならないと思います。
長文失礼致しました。

No.59 55ヶ月前

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