今号の感想を記します。 ゴーマニズム宣言・第374回「公が狂うとき」 「公」とは現在の時間軸のみならず、歴史の縦軸が加わらないと、いびつなものになるのかな、ということを思いました。 羽鳥モーニングショーにもモーニングショーなりの歴史があり、常識があるはずなのでしょうが、そこには歴史から学ぶ、という「公」は形成されなかったのでしょうか。拝金主義で、今さえ良ければそれでいい、という刹那主義の狂った慾望しか生み出さなかったのでしょうか? 多数決が必ずしも民主主義ではないように、たとえ少数の意見の中からであったとしても、歴史と現在の常識から導き出された結論こそがを真の「公」なのだろうと思います。 政治をするには「生者」だけではなく、「死者」とも対話しなければならない、「死者」と意思を通わすために「歴史」を学び、現代の「良識」と照らし合わせてゆくことが大切で、さもなくば私たちは現在のこの一瞬をただ生かされているだけで、人間の歴史をあゆまされていない、ただのけものと化しているようにしている思えます。 それとも、過去の先人たちも、このパニックを承認し、病の感染を少数限度にする方が賢明と判断するのでしょうか?ならば、今度は現代の知識を総動員して、ただひきこもるのではなく、免疫という人間の耐性のことにも思考を巡らしてみるべきだろうとも思います。
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小林よしのりチャンネル
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今号の感想を記します。
ゴーマニズム宣言・第374回「公が狂うとき」
「公」とは現在の時間軸のみならず、歴史の縦軸が加わらないと、いびつなものになるのかな、ということを思いました。
羽鳥モーニングショーにもモーニングショーなりの歴史があり、常識があるはずなのでしょうが、そこには歴史から学ぶ、という「公」は形成されなかったのでしょうか。拝金主義で、今さえ良ければそれでいい、という刹那主義の狂った慾望しか生み出さなかったのでしょうか?
多数決が必ずしも民主主義ではないように、たとえ少数の意見の中からであったとしても、歴史と現在の常識から導き出された結論こそがを真の「公」なのだろうと思います。
政治をするには「生者」だけではなく、「死者」とも対話しなければならない、「死者」と意思を通わすために「歴史」を学び、現代の「良識」と照らし合わせてゆくことが大切で、さもなくば私たちは現在のこの一瞬をただ生かされているだけで、人間の歴史をあゆまされていない、ただのけものと化しているようにしている思えます。
それとも、過去の先人たちも、このパニックを承認し、病の感染を少数限度にする方が賢明と判断するのでしょうか?ならば、今度は現代の知識を総動員して、ただひきこもるのではなく、免疫という人間の耐性のことにも思考を巡らしてみるべきだろうとも思います。