今週も配信ありがとうございます。
ワイドショーで知ったのですが、ある調査によると大学生のうち「16人に1人」が退学を検討しているのだそうです。
理由はバイト収入が途絶えている、親の収入も減少している、ということで即ちお金の問題です。
恐らく学費だけの話ではなく、人生設計を考え直してとにかく生活費を何とか工面していかなければならない、というケースも多いのではないかと想像します。
つまり、経済の停滞は学問の衰退にも繋がるのですが、本庶先生はその点を認識されているのでしょうか。
そもそも社会が壊滅的なダメージを受け、「とにかく食っていくこと」が第一になっていくと、一部の研究分野は無用で陳腐化という扱いになるかもしれないし、研究費の支給はますます「成果主義」に傾いていきかねません。
「経済」の語源は「経世済民」なので、「民を救済する」ことも含めて経済です。
『よしりん辻説法』の渋沢栄一の回で述べられている通り、商売は単なる「金儲け」ではありません。
やはり「専門外の学者」のコメントは要注意だと感じました。