Doc のコメント

"週"回遅れで失礼します。
若輩者の私から見ても本庶先生は確かにおかしいと思います。

本庶先生に限りませんが、今回の件については科学と社会の関係が崩れていると強く感じます。

本来、社会的なリスクへの対応は以下のようになるはずです。

1. リスクの評価(専門家の仕事):今回の場合は、感染力と致死率から、何もしなければ数十万~最大百万人程度の犠牲者と推定(致死率がもっと低いのではないかという期待もありますが、データが確定するまでは安全側の値で評価されます)。

2. 社会的なリスク許容範囲の決定(国民が熟議して合意形成する、専門家は知識をサポートするだけ);インフルエンザ(年間一万人)程度までか、その十倍程度まで許容するのか、もっと許容できるのか。緊急時なら、とりあえず政府が「何万人以下に抑える」と決めて後で検証・承認するということに。

3. それに基づき立法・行政を実施(決められたリスク許容範囲内で、できるだけ人権や社会生活を妨げないように、また無駄に犠牲者が出ないように様々な専門家が英知を結集する)。

ところが、現在の専門家達の言動は2の部分がすっぽりと抜け落ちていて、3に至ることもできず、個々人が好き勝手に"提言"している状態になってしまっています。(国民の自主性が失われ、混乱や分断が起きている現状は憲法問題と類似しているようにも感じます。)

何でこんなことになってしまっているのか、今までの科学教育に問題があったのではないかと頭を悩ませているところです。

それでは、本日の生放送も楽しみにしております。

No.291 48ヶ月前

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