M.O のコメント

大阪府高槻市在住です。
本日、ドトールコーヒーでお茶を飲みながら読書をしていると、右後ろの座席から携帯で話している男性の声が聞こえてきました。
「大企業はまだ余裕があるみたいやけど。私の知ってるとこでもう一つ死んでます。倒産ですわ。リーマンショックとは比べもんにならんぐらい厳しいらしい」
会計士か経営コンサルタントか分からないですが、経営者とお付き合いのある方のようでした。
直に「倒産」と聞いてドキッとしました。

一方、左後ろの座席ではテーブルを挟んで30代ぐらいの男性とオッチャンが会話。
若い方は鍼灸師のようで、現在は休業を余儀なくされている中、鍼灸以外の手段で高齢者の健康を何とか維持する方法を考えていると話していました。
その上で「今この本を読んでいる」と言って取り出した本をチラ見すると「起業のすすめ」みたいなタイトルが目に入りました。
つまり、廃業を視野に入れている、ということ。

たまたまとはいえ、立て続けに「倒産」「廃業」にまつわる話が耳に入ってきたことに驚き、現実の厳しさを思い知らされました。
こういう会話が日本のあちこちで交わされているであろうことは容易に想像が付きます。
「ひとまず5月6日まで辛抱してステイホームしていれば」なんていう根拠のない楽観論を振り回している場合ではないな、と。
木村もりよ先生は「現実から目を背けずに向き合うべき」と主張されましたが、行政やマスコミはこうした中小企業の現実にもっとフォーカスするべきだと思いました。

No.290 55ヶ月前

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