渋谷医師の見解に厳しい評価を下されていますが、彼は先日も妙なことを言っておりました。 検査少なく氷山の一角 医療機関直接発注こそ WHO事務局長上級顧問 渋谷医師が警鐘 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-04-18/2020041801_04_1.html 【一部抜粋】 渋谷氏は感染を調べるPCR検査の遅れを指摘し、「日本はクラスター対策をメインにしていたので検査数を絞っていた。非常に検査数が少ないので表れている数字は氷山の一角に過ぎない」「おそらく(感染者が)10倍以上はいる」と強調。 検査数が伸びない背景には保健所を経由し、承認を得ないと検査ができない体制にあるとして、「保健所はパンクしている。負担を和らげるためにも医療機関から直接検査を発注できることが大事だ」と主張しました。 また、「肺炎で亡くなった方でも診断がついていないケース」などをあげ、公表されている死者数に反映されていない死者がいる可能性を指摘しました。 さらに、医療体制について、「日本は一番肝心な集中治療のベッド数が医療崩壊したイタリア、スペインの半分ぐらい。集中治療医も非常に少ない」「そもそも日本はコロナに対応する強靱(きょうじん)さがない。そこを今こそサポートしないといけない」と語りました。 嘆かわしいことに、小林先生の厳しい見立ては的中していますね…。 私からも1点、彼の「日本は隠れ感染者数が10倍以上存在する」という論旨について突っ込みを入れますが、小林先生のような楽観論者ならともかく、渋谷医師のような極端な悲観論者がそれを危機煽りの材料として語るのはおかしな話です。 もしも隠れ感染者が10倍以上も存在していれば、検査以外でも体調不良者が大勢発生して全国各地の病因に押しかけて医療現場が完全にパンクしてしまいます。 また、重症化率14%、重篤化率6%という数字から、それ相応の重症以上の患者も発生してしまい、人知れず毎日数十人以上の感染死者が発生していることにもなります。 もしも日本がそのような修羅場を隠し通せるのであれば、中国共産党が隠蔽工作の研修にやって来るでしょう。 渋谷医師や他の悲観論者してもそうですけど、彼らが言う「隠れ感染者」とは、なぜ全員が無症状か軽症者という前提なのでしょうか? 隠れ感染者が重症化しにくい健康な若者世代に極端に集中でもしない限り、その隠れ感染者の中から必ず一定の割合で重症者が発生して、必ず彼らが病院のベッドを埋めるという当たり前の前提が完全に忘れられてます。 彼らは日本は全国各地で毎日重症者を数十人以上見捨てて亡くならせてそれを隠蔽していると主張しているのと変わりません。 そんなことは日本全国の医師、保健所、役所、葬儀場が共謀した上で、各種SNSも完全統制しなければ直ぐに暴露されることですし、あの中国共産党でも実現不可能な情報統制力です。 木蘭師範の考察を見るまでもなく、「それはあり得ない。」と直感するのが常識というものです。 検査不足で未発見感染者が大勢存在していた場合、2週間で未発見者の中から必ず重症者が大量発生して、木蘭師範の考察通り、救急搬送先で感染が確認された患者が病床を埋める事態が必ず発生します。 感染者かどうか以前に、救急対応しないと亡くなってしまう状況になるので必ずそうなります。 患者全体における重症、死者の割合も一気に激増します。 そのような状況が発生しているかどうかを見れば隠れ感染者数を推測することもできるのですが、日本では今のところ、そういう状況は発生していないことから考えられる結論は3つ。 ①日本では今のところ、隠れ感染者の数は確定感染者数とあまり大きく違わない。 ②日本における新型コロナウイルスは想定よりもかなり重症化率が低い比較的安全(?)なウイルスである。 ③隠れ感染者は重症化しにくい健康な若者世代に極端に集中しており、国民全体が自然と感染弱者の保護を極めて高いレベルで達成できている。 この3択のどれか、または複数が重複している、という結論になります。 小林先生のような楽観論者であれば、どの結論であったとしても素直に受け入れられるのですが、渋谷医師ら悲観論者がこの結論から目を逸らして「日本は隠れ感染者数が10倍以上!」と危機を煽り立てるのは極めて不自然な話だと言わざるを得ません。 長文で失礼しましたが、私はこのような木村もりよ氏とは違う、不合理なタイプの悲観論者の発言には気を付けながら、今後の成り行きを注視したいと思います。
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渋谷医師の見解に厳しい評価を下されていますが、彼は先日も妙なことを言っておりました。
検査少なく氷山の一角 医療機関直接発注こそ
WHO事務局長上級顧問 渋谷医師が警鐘
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-04-18/2020041801_04_1.html
【一部抜粋】
渋谷氏は感染を調べるPCR検査の遅れを指摘し、「日本はクラスター対策をメインにしていたので検査数を絞っていた。非常に検査数が少ないので表れている数字は氷山の一角に過ぎない」「おそらく(感染者が)10倍以上はいる」と強調。
検査数が伸びない背景には保健所を経由し、承認を得ないと検査ができない体制にあるとして、「保健所はパンクしている。負担を和らげるためにも医療機関から直接検査を発注できることが大事だ」と主張しました。
また、「肺炎で亡くなった方でも診断がついていないケース」などをあげ、公表されている死者数に反映されていない死者がいる可能性を指摘しました。
さらに、医療体制について、「日本は一番肝心な集中治療のベッド数が医療崩壊したイタリア、スペインの半分ぐらい。集中治療医も非常に少ない」「そもそも日本はコロナに対応する強靱(きょうじん)さがない。そこを今こそサポートしないといけない」と語りました。
嘆かわしいことに、小林先生の厳しい見立ては的中していますね…。
私からも1点、彼の「日本は隠れ感染者数が10倍以上存在する」という論旨について突っ込みを入れますが、小林先生のような楽観論者ならともかく、渋谷医師のような極端な悲観論者がそれを危機煽りの材料として語るのはおかしな話です。
もしも隠れ感染者が10倍以上も存在していれば、検査以外でも体調不良者が大勢発生して全国各地の病因に押しかけて医療現場が完全にパンクしてしまいます。
また、重症化率14%、重篤化率6%という数字から、それ相応の重症以上の患者も発生してしまい、人知れず毎日数十人以上の感染死者が発生していることにもなります。
もしも日本がそのような修羅場を隠し通せるのであれば、中国共産党が隠蔽工作の研修にやって来るでしょう。
渋谷医師や他の悲観論者してもそうですけど、彼らが言う「隠れ感染者」とは、なぜ全員が無症状か軽症者という前提なのでしょうか?
隠れ感染者が重症化しにくい健康な若者世代に極端に集中でもしない限り、その隠れ感染者の中から必ず一定の割合で重症者が発生して、必ず彼らが病院のベッドを埋めるという当たり前の前提が完全に忘れられてます。
彼らは日本は全国各地で毎日重症者を数十人以上見捨てて亡くならせてそれを隠蔽していると主張しているのと変わりません。
そんなことは日本全国の医師、保健所、役所、葬儀場が共謀した上で、各種SNSも完全統制しなければ直ぐに暴露されることですし、あの中国共産党でも実現不可能な情報統制力です。
木蘭師範の考察を見るまでもなく、「それはあり得ない。」と直感するのが常識というものです。
検査不足で未発見感染者が大勢存在していた場合、2週間で未発見者の中から必ず重症者が大量発生して、木蘭師範の考察通り、救急搬送先で感染が確認された患者が病床を埋める事態が必ず発生します。
感染者かどうか以前に、救急対応しないと亡くなってしまう状況になるので必ずそうなります。
患者全体における重症、死者の割合も一気に激増します。
そのような状況が発生しているかどうかを見れば隠れ感染者数を推測することもできるのですが、日本では今のところ、そういう状況は発生していないことから考えられる結論は3つ。
①日本では今のところ、隠れ感染者の数は確定感染者数とあまり大きく違わない。
②日本における新型コロナウイルスは想定よりもかなり重症化率が低い比較的安全(?)なウイルスである。
③隠れ感染者は重症化しにくい健康な若者世代に極端に集中しており、国民全体が自然と感染弱者の保護を極めて高いレベルで達成できている。
この3択のどれか、または複数が重複している、という結論になります。
小林先生のような楽観論者であれば、どの結論であったとしても素直に受け入れられるのですが、渋谷医師ら悲観論者がこの結論から目を逸らして「日本は隠れ感染者数が10倍以上!」と危機を煽り立てるのは極めて不自然な話だと言わざるを得ません。
長文で失礼しましたが、私はこのような木村もりよ氏とは違う、不合理なタイプの悲観論者の発言には気を付けながら、今後の成り行きを注視したいと思います。