M.O のコメント

伊集院光がラジオ番組『深夜の馬鹿力』で「今のテレビは自ら息の根を止めるようなことしているのではないか」と言っていました。
どういうことかと申しますと、ロケやスタジオ収録に制限がかけられている状況の下、過去のロケ映像を流す時には日付テロップを表示し、撮りだめがなくて穴が空く枠は再放送や総集編で埋めるという方策は、「だったら動画配信でいーじゃん」ということになってしまう、と。
今の状況を逆手に取ってでも笑いを取ることを考えないと、わざわざリアルタイムでチャンネルを合わせて番組を見る視聴者が激減するのではないか、という懸念であるようです。

これは非常に的を射た発言であるように感じました。
私自身、今のテレビはほとんど見なくなっているからです。
報道や情報番組はコロナ一色で気が変になりそうなので、ほぼ回避。
娯楽系は見るには見ますが、やはり日付テロップとか出演者同士のわざとらしい距離感とかにイラッとするので、ほどほどに。
なので、専ら録画しておいた番組やネット動画を楽しんでいます(ラジオもむっちゃ聴いてます)。
そうなると、テレビの「リアルタイム性」というものに価値を感じなくなりました。
モニターで何らかの映像コンテンツを映し出して楽しめればそれでよい、という感覚ですかね。

それでなくともコンプラ規制が厳しくなっているこのご時世、ネットオリジナルのドラマやバラエティも人気を博し、ラジオもその良さがあらためて見直されてきています。
私のようにテレビから退避した視聴者も結構おられるのではないでしょうか(特に若者)。
今はドラマやバラエティの穴を報道の高視聴率で埋めているのでしょうけど、いずれそのツケを払うことになるのでしょうね。
もっとも番組によっては、それなりに工夫をして抵抗を試みているものもあるので、色々と明暗が分かれるのだろうと思います。

No.100 48ヶ月前

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