ランバダ稲荷 のコメント

 配信ありがとうございます。久々にコメントします。

 今回のライジングを読んで、小林源文氏の漫画「ユギオⅡ」にあったハンス・フォン・ゼークト(第1次大戦時のドイツの軍略家)の軍隊で必要な人材、すぐに排除すべき人材の格言を思い出しました。
 ゼークトいわく人間は4種類に大別できる。
①勤勉で頭のいい奴…参謀に適任(勝つための戦略を立案できる)
②怠け者で頭のいい奴…前線指揮官に適任(生き残るために要領よく指揮ができる)
③怠け者で頭の悪い奴…兵士に適任(命令されたことしかやらないが戦場では十分)
④勤勉で頭の悪い奴…即刻クビにした方がいい(間違った命令でも延々とまじめに続けて、気が付いた時には取返しのつかない事態を招いている場合がある。)
 アイヒマンも佐川宣寿氏は当然「④勤勉で頭の悪い奴」に分類できます。たしかに両者とも勤勉で真面目で勉強はよくできたかもしれない。しかし、彼らに欠けているのは「自分の頭で考える力」と「常識のバランス感覚」ではないだろうか。
 私事ですが、学生時代に④のタイプの人間と関わったことがあります。詳細は書きませんが彼は「勤勉で真面目」であったけど、思い込んだら一直線で「融通が利かない」「人の気持ちを無視する」「相手の立場を理解できない」「やらなくていい仕事をどんどん増やす」そして間違いを指摘するとヒステリーをおこして「人の話を聞かなくなる」…最後は引き受けた仕事を回せなくなって周囲に多大な迷惑を与える。そこまでやっても彼は自分のやったことは皆のため、自治会(我々が所属していた組織)の未来のためという信念を曲げることがありませんでした。
 自分も高校時代、彼と同じようなことをやってしまったことがあり、これは特殊な例ではなく、誰しもが陥りやすい罠ではなかろうかと思います。とくに凡庸で真面目な人であればあるほど…。

長々と駄文、失礼しました。

No.87 57ヶ月前

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