hiro のコメント

学校での立憲主義(法治主義)に関する問題点について書きます。

学校での健康診断は、6月までに行わなければならないと法令で定められてあります。
内科とか、耳鼻科とか、学校医がそんなんやってられへんと言ってたのですが、市教委より「法的根拠が示されることなく」1学期は中止と連絡がありました。

「えっそれ違法では?」と思うのですが。

私は法令で決まっている以上、やるべきだと思います。
そうして初めて法改正の必要性が認識されて、法令上も健康診断をやらなくても良くなるのだと思います。

周りで「やるべきだ」と言っている人は誰もいません。
そんなんだから法改正もされないし、文科省から緊急避難とか?やらなくていい法解釈が通知されることもないのだと思います。
他のことでも「現実的にはこうした方が良いじゃん」「実際にはこうできるしやってもどこからも怒られないじゃん」と公務員が違法行為をして、現場職員に違法行為を押しつけることがしばしばです。

今回のコロナでも学校現場においても立憲主義が踏みにじられ、それが問題にもなっていません。

他には先生の初任研も「中止」になったりしていますが、これも法令でしなくてはいけないと定められていることです。
ブームが長引けばどうするのでしょうか?

現実的には一番問題になると思うのが「授業時間数」です。

高校の進学、卒業の問題です。
これも前もって法的根拠が示されることなく、規定の授業時間数に足りなくても、ネットでの授業が行われなくても、卒業できなかったり、学校や地域全体で留年させたりという措置はとらないと思われます。

大阪は夏休みに授業すると言っています。
夏休みで感染者数が劇的に減っているのでしょうか?
兵庫はそういうことも考えて学校再開すると言っていると思いますが、大阪や東京の首長はそういうことを考えないのでしょう。
兵庫もブームに押されて今後はどうなるのか分かりません。

実は本校ではコロナで休校になる前から、授業時間数は規定の8割程度でした。
高校も未履修が問題になったりしましたが、進学校では未履修教科が横行していましたし、私が以前勤めていました加計学園系の通信教育校では金さえ積めば単位が与えられていました。

まあ元々違法行為が蔓延している国だったということなのですが。

No.266 57ヶ月前

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