M.O のコメント

今週も配信ありがとうございます。
日本とヨーロッパとで衛生観念が随分と異なる、ということで勉強になりました。
日本人がここまで衛生管理を徹底するのは、ひょっとしたら高温多湿の気候と水資源が豊富な国土という条件が関係しているのかなと思いました。
食べ物が傷んでいるかどうかにはかなり敏感だし、手洗いや入浴が習慣化したのも気軽に水を使えるからかな、と。
ただ、こうして感染に対して一人一人が積極的に対策を講じることができる一方で、「皆やってるんだぞ」という同調圧力に弱いという短所もありますよね。
集団で助け合っていく精神と、「個」で冷静に状況を判断する視点の双方をうまく両立させていくことが肝要なのかなと思います。

ヨーロッパの不衛生に関して、思い出したことがあります。
子供の頃に「つくば万博」に行ったことがあるのですが、行列に並んでいる時に外国人が堂々と指で鼻をほじっていたのを見て「何じゃ、こいつ?」と仰天しました。
鼻くそをどうしたのかは覚えてないですが、なかなかのインパクトで「外国人って実はデリカシーがないのか?」と感じました。
あと、母方の伯母がカナダ人男性と結婚したのですが、その旦那さんとお会いするたびに「体臭」が気になってしまいました。
トロント近郊のご自宅に遊びに行ったことがあるのですが、当然ながら西洋式のバスタブ&シャワー。
夏場は日本より湿度が低いだけで結構暑いし、緯度の関係で昼が長い。
風呂入りたい、としみじみ思いました。

ところで本日発売された『週刊文春』を読まれた方、おられるでしょうか?
「森友問題」で公文書改竄を強制され、自ら命を絶った近畿理財局の職員・赤木俊夫氏の遺書とも言える「手記」が掲載されています。
赤木氏の奥様に取材を続けていた相澤冬樹氏(『安倍官邸vsNHK 森友問題をスクープした私が辞めた理由』の著者)が、奥様から託されたのだそうです。
世間がいまだコロナウイルスで騒いでいるこのタイミングで何故? と思いましたが、奥様が本日3月18日付で国と佐川宣寿に対して訴訟を起こすためのようです。
奥様によると、赤木氏は非常に実直な公務員で、口癖は「ぼくの契約相手は国民です」だったとのこと。
そんな赤木氏が国民への背信行為を強制された結果、強い罪悪感と恐怖感に苛まれていった経緯が奥様への取材からも明らかになり、読んでいてい震えが止まりませんでした。
権力の恐ろしさに反吐が出そうでした。
「手記」では改竄の経緯が克明に記され、「刑事罰、懲戒処分を受けるべき者」として佐川宣寿含め数名の上司や幹部が実名で告発されています。
刑事裁判で不起訴相当になった事件が、民事裁判で新たに事実関係が争われるというのは、逮捕状が握りつぶされた伊藤詩織さんの事件に通じるものがあります。
裁判の経緯を注視していきたいと思います。

No.26 49ヶ月前

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