希蝶 のコメント

 お忙しい中、今号も配信、有難うございます。

 異例ですが、木蘭さんの記事から感想を記します。

 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第157回「固定電話恐怖症~若者はどうして電話が怖いのか?」
 自分も電話応対が下手な方で、いちおう、相手の氏名とかけてきた時間、電話番号と要件を聞くことはできますが、込み入った内容になると、「ただいま係の者は席を外していますが」となり、内線でも同じような対応をしてしまいます(これが一番問題)。こんなんで、よく受験生のフォロー電話とかやっていたな、と自分を恥じています。
 いちおうよく言われることは、木蘭さんも指摘しているように、「電話の先の相手は何をする人ぞ」ということで、これは相手のことをいちおうは考えているのだろうと思います。敬語もちゃんと使えているかどうかも気になります(少なくとも、自分はそうです)。
 しかし、今回の内容にあるような「固定電話恐怖症」というのがあるのは初めて知りました。私にとっては、メール文の方が、失礼がないか、とか、相手の反応が見えない分、どんな返事がかえってくるのか分からないという恐怖感があります。極端なことを言えば、「貴方のせいで人生が滅茶苦茶になった、誠意ある対応をしてくれ」とかいう返事かも知れないし(本当にそういう脅しのメールを貰ったことがあるんですよ)。

 自分も対人恐怖症の方で、空気を読むとか他者の表情を読み取るとかいうと、何だかテレパシーか読心術か、ホームズのような世界や能力みたいに感じてしまうので、人のことは言えないのですが、人とのふれあいが少ないと見識が狭いものになり、歪んだものになるのだ、ということを理解しました。優しい言葉だけでは駄目で、厳しくとも「艱難汝を玉にす」みたいなものが必要なのでしょう。その試練を与えてくれるのが共同体で、自分を守ってくれると同時に、鍛えてくれるのも優しさなのかも知れないと思いました。今後の社会不安の解消のためにも、新しい社会共同体を構築し、「未来への希望」を繋げるよう努力できたら…と、とりあえず分に過ぎた「願望」を述べておきます。自分の場合は、まずは「普通」コンプレックスを何とかするのが肝要でしょう。

 本日のブログの感想も少し述べておきますが、「綸言汗の如し」とはこういうことを言うのかな、と見当外れかも知れないことを述べておきます。マスコミも「綸言」をある意味発しているのであり、羊番が狼の虚報を流し続けていると、信用されなくなる、あるいは狼は村の周囲を徘徊するのが常だという感覚になり、狼が幻だという真実を述べても、誰も見向きもしなくなるのかも知れない。万が一、狼が来た場合のことを想定するのが常識になってしまうのかも知れない、そんなことを思いました。
 本当の緊急の時の対応は、政府が政治として、常に警戒・配慮しているべきなのに、本来の役割を忘れて、自分たちの支持率ばかり気にしている。だから、固定電話問題のようなニヒリズムが蔓延する。「信じる心が力になる」というふうに言われたりしますが、何を信じるか、日頃のありかたがこういう形で現れるのか、と歎息をつきたくなりました。何とか正の方向に「信じる思い」を向けられるように、と願います。

 よしりん先生の方は、また改めて記します。

No.42 50ヶ月前

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