血筋というと、一番に思い浮かぶのは天皇陛下です。

天皇には、天皇と血筋でつながる皇族でないとなる資格がありません。
ですが、だからといって私は、血筋の正統性ゆえに天皇陛下に敬愛心を抱くのではありません。

陛下は、天皇の歴史を、国民との心のつながりの歴史と捉えられ、
その歴史とご自身の宿命を受け入れ、全身全霊で国民の幸せを祈ってくださっておられます。
そのお気持ちが、そのお姿から痛いほどに伝わってくるから敬愛心を抱きます。

そこに男性とか女性とか、男系とか女系とかは関係ありません。
天皇と国民との心のつながりという物語が、末永く続いていくことが私の願いです。