配信お疲れ様です。日々刻々と情勢が変化するので、気疲れしてしまいますね。

しかしまだ部落差別が存在するとは、もうとっくに消滅したものかと思っていました。つくづくもって、日本人は「個人」よりも「世間」なんですね。要は、「部落世間」に連なりたくないという話なのでしょう。どの世間に属しているかが人間の価値を決める、そういう日本人の在り方は微塵も揺らいでおらず、むしろ強化されつつあるようにも見えます。それは、国民国家の物語の解体と無縁ではないでしょうね。世間の顔役の偉い人が物事を決めて、その決定に自分たちは口を挟むことは許されないし、黙って従う他ない。そういう習慣がますます日本人の中で強くなってきている。安倍政権の存在がそれを象徴していますが、仮に政権が倒れても、事態は変わらないように思えます。あれは、多分依り代でしかない。なんだっていいのでしょうね。指標なき世界では、人は仮初でもデマでも安心を求める。コロナ騒動も、そういう脆弱な社会の体質があぶりだされた結果なのでしょう。