SPA!「ゴー宣」読みました。

「反日種族主義」興味が湧いたので買って読んでみようかなと思いました。
一部右派は韓国人・在日朝鮮人へのヘイトに熱が入ったりするし、
左派は韓国無謬論になって、自分達の「悪いのは日本」ということを言いたいイデオロギーの為に、韓国を利用しようとするし、
右派・左派とも著しくバランスを欠いていて、やっぱり両翼がバランスよく揃ってないと真ん中を志向して飛べないな、と改めて思います。

「反日種族主義」は10万部を売り上げるベストセラーになっているそうですが、
これが韓国全体の空気を変える起爆剤になるのかどうか、
しかし、少なくとも、誠実な史料検証を元に、現代の価値観に縛られて過去を裁かないように、歴史を見る習慣が根付いてくれればと思います。
いろいろと知らないエピソードも出てきて、とても興味深かったです。
朴パンド軍曹と慰安婦のエピソードは、切ないですね。
同じエピソードでも、例えば「中国の旅」なんかでは嘘エピソードがこれでもかってくらいにてんこ盛りだった訳ですが、
ちゃんとした史料検証に基づいた事実として判断できるエピソードというのは、やはり説得力が違います。
嘘エピソードの方は、過剰過ぎたり、盛り過ぎ感が満々だったりしますからね。

韓国の実際の戦時中を経験した人達は、もう90代とかになっていると思うのですが、
韓国の若者も、祖父母の世代に感謝の心を持つようになってほしいですね。
それがひいては日韓の為になってくれることを願います。