M.O のコメント

M.O
No.77 (2020/01/25 15:44)
『白でも黒でもない世界でパンダは笑う。』というドラマを見たのですが(主演の清野菜名がお目当て)、なかなか面白かったです。
世の中にのさばる社会悪を法に代わって処罰する、という『必殺仕事人』のようなドラマが近年増えているように感じますね。
『コンフィデントマンJP』とか『ルパンの娘』とか。
いずれも荒唐無稽で非現実的な設定なのですが、こういった義賊のようなヒーローが求められているのかもしれませんね。
一方で、ミステリーのフォーマットでネット社会を批判した『3年A組』、事故調査によって組織の隠蔽体質を暴き出す『ジコチョー』など、シリアスな展開で社会悪を浮き彫りにするドラマも目立ちます。
以前はやや遠回しだったけど、だんだんと核心に近づくかたちで「今の社会はオカシイよ」というメッセージがテレビ側から発信されるようになりました。

一方で、お笑いも少しずつですが潮目が変わってきた印象があります。
昨年末に放送された『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』は、近年稀に見る「神回」だったかもしれません。
吉本新喜劇の座員・信濃岳夫と金原早苗による「小泉進次郎&滝クリの結婚記者会見」や、80年代石原軍団の刑事ドラマ、日活ポルノのワンシーンなど、よくぞこれを放送した! 見直したぞフジテレビ! と言いたくなるような、コードすれすれのネタが連発。
特に「進次郎&滝クリ」は新喜劇の舞台でも取り入れ、他の座員が菅義偉を演じる(Mr.オクレか島田一の介かどちらか。とにかくハゲジジイ)など、政界風刺のリミッターが外れた感があります。
サンドウィッチマンの伊達みきおによる安倍晋三モノマネが全国的にバズった影響でしょうか。
あるいは、「闇営業」で揺れた吉本興業を、吉本芸人らが自虐的にイジることで風刺ネタのハードルが下がったのかもしれません。
もっとも、M-1王者のミルクボーイの漫才はマイルドに何かを徹底的にディスるというスタイルだし、ぺこぱの漫才は「ポリコレ風刺」なので、決して「誰も傷つけない笑い」が席巻していたとは私は思わないのですけどね。

何にせよ、やや攻めた内容が、視聴者にとって「こういうのが見たかったんだよ!」と支持されたように思えるので、テレビ局も芸人もこの調子で頑張って欲しいです。
東出昌大は――ちょっとタイミングが悪かったという気がしますが――古典落語のファンなので、「これも人間の業だ」と言い張ってしまえ(笑)
杏は父親の渡辺謙も不倫して南果穂と離婚してしまった経緯があるから、さすがに気の毒ではありますね。

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