責任を最小化して利益を最大化するスキームが、成功の秘訣として持て囃されるような社会なんて、碌なものじゃありません。結局、そういうのはどこかの誰かに割を食わせることで成り立つのですよ。某枝野さんの思考回路もそんなもので、既存のコア支持層に見放されるリスクを冒すよりは、立憲主義の放棄という無責任を選んだわけです。その上、国民と合流すれば利益が最大化できるぞ、なんだから、某安倍となんら変わりません。そんな無責任は同じく無責任な人々の間でしか支持なんてされません。で、そういう人が何万いようと世の中がいいほうに変わるなんてことはあり得ません。誰も結果に責任を取らないんだから当たり前です。

世の中には、役割に応じて果たすべき責任があったはずです。しかし今は、役得だけ貰って割は食いたくない、そういうのを小物って言うんでしょうけど、そんなのばかりで嫌になりますね。総理大臣から野党の党首、会社の社長までみんなそうですよ。それを指摘すると開き直るとこまでセットなんだから、本当に救いようがありませんね。