M.O のコメント

>>37
テーマパークに勤める人間としては、テーマパークが「パノラマ島」に例えられるのは非常に心外です。
「パノラマ島」は主人公の物欲や権力欲が凝り固まったもので、まさにエゴの塊ですけど、テーマパークはれっきとしたサービス業であり、社会的な公共性が存在します。
そりゃあチケット代も物販もフードもバカ高いですけど、その分お客様に日頃の憂さを忘れることができる「非日常」を提供しており、その価値を認めていただいているからこそ年パスを購入してリピーターとしてご利用いただいているお客様が多数おられるわけで。

木蘭先生がカジノをディズニーランドに例えたのは、周辺地域への経済波及効果など発生しない「塀の中で全てが完結するサービス業」という意味でしょう。
それは事実です。
そして、こういうテーマパーク商法に嫌悪感を抱くのも個人の感覚によるでしょう。
でも、現場で接客にあたっている者としては、やっぱりお客様は他の娯楽では得られない満足感を求めて来園されていることは分かります。
価格と満足感が釣り合っているからこそ、多くのお客様に支持していただいているので、それを「パノラマ島」と称するのはあまりにも筋違いだと思います。
また、ギャンブルとテーマパークというのも、事業内容自体が全く異なるため、一緒くたに「阿漕な商売」と見做してしまう(そういう意味で書かれたのではないかもしれませんが)のにも大きな違和感があります。
あくまで「IRによる経済波及効果」という行政の言い分に、疑いの目を向ける根拠のひとつがテーマパーク商法ということではないでしょうか。

No.46 62ヶ月前

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