ゴーマニズム宣言『抗議・恫喝・脅迫が表現の自由を萎縮させる』を読みました。正直、私は、表現の自由の大切さを理解出来ていないような気がします。普段、好き勝手な事を言って、捕まったり問題になったりした経験がほとんど無いからだと思います。日本はまだまだ自由な国だ、などと思っている気がします。

実際、公に対して表現をする現場で働かれている先生のお話を聞くと、危機的状況に気付かされます。言いたい事を言えない世の中なんて、恐ろしいし、息が詰まりますね。
良い意味で気を遣って言わないでおく事と、力づくで言えないようにされる事と、ちょっと加減を間違えると混同してしまうかも知れませんね。能動的に言わない事と、受動的に言わされない事、その違いでしょうか。
基本、どんな表現にも制限は無く自由で、そこに倫理感や常識や慣習などで、それぞれ、タブーなどが出来上がるのでしょうか。

ＳＮＳの、「はい論破」やマウントの取り合い、謝ったら死ぬ病や、勝てばいいという論理が、ここに繋がって来るのかなと思いました。