magome のコメント

小林師範、時浦師範代、岸端女史。今週は早い発刊ありがとうございました。

結局は安倍氏は党益を考えて、八木氏は私益、あるいは革新ホシュ団体の利益を考えて選択した結果なのだと思います。日本や米国の民主主義制度では政治家が最も重要視するのは強力な団体(経団連、東京電力、農協)から得られる政治資金(選挙資金)、票、推薦であって、一人分の投票権しか持たない国民一人一人の意志には全く目を向けることはありません。民主主義は民の意志によって政治方針が決まる政治体制ではなく、力のある企業などの団体によって政治方針が決まる団体至上主義なのです。昔は農協を含む農民団体も政治に大きな力を持っていたものの、今回の安倍氏が選択した結果からして、完全自由貿易を望む経団連などの大企業団体の要望を重要視した方が党益になると安倍氏は考えて選択をしたことが容易にわかります。さらには女性宮家創設案をつぶしたのも革新ホシュ団体や団体に沿う主張をしていればネットで宣伝になり、自分が直接手を下さなくともネトバカ、ネトウヨが政敵と見なす人物をつぶすと味を占めたからでしょう。ネットはデータを削除すれば証拠を容易に隠滅できますし、安倍氏や自民党員が行っているわけではありませんから。

八木氏も結局は革新ホシュを「保守」として名を広めるためにあえて今回の手段をとったのだと思います。どんなに間違っていても革新ホシュ団体が「保守」の名を内閣総理大臣の名前のもとに広げ、大きな地盤を設ければ大きな革新ホシュ団体の利益になると考えてとった手段なのでしょう。

結局、これら革新ホシュ団体も政党政治も国柄を考えなければならない立場に立っていながら国柄のことよりも団体益、党益のために「国柄」、「愛国保守」の名目を使用していたというのが実態と考えます。愛国や国柄も団体益、党益を得るための手段に過ぎなかったわけです。これは数字上の黒字のために手段を選ばないグローバル企業と構造は全く同じです。

以前にも書きましたが、結局はこれは原発と同じで政治に強力な団体(経団連や東京電力など)が介入しすぎてしまったからなのだと思います。歴史上、民主主義か否か問わず、強力な団体が政治に介入した結果、良い結果をもたらしませんでした。宗教が政治に介入した結果、30年戦争が起こり、欧州が荒廃しましたし、現在でも米国は政治に大企業が介入し、アフガン戦争、イラク戦争など、政治からしてろくな結果を出していません。民主主義を庶民の意志が叶う健全な政治にするには政教分離ではなく、組合や経団連などを完全に排除する団体分離が必要となってくるのではないのでしょうか?

「青年ジェット」はまさにアメリカそのものです。正義のためならば、見方も敵も、無関係の民間人もまとめて殺してしまう原爆投下がそのいい例でしょう。原爆によって米軍の見方であるはずの連合軍の捕虜も被爆死しました。

「ザ・神様」を読んで、天岩戸の宴会は世界最古の大宴会ですね。天照大神は鬱病というより、なんだか子供の不貞腐れかいじけみたいに移ってしまったのは私だけでしょうか?でも、どんな引き籠りでもあれだけの大騒ぎを隣室や家の前で長時間やっていれば誰でも出てきますし、引きこもりも引き籠っていられなくなりますよね。次回はヤマタノオロチとスサノオの対決だと思いますので楽しみにしています。

それと、過去にもコメントを送ったにもかかわらず、締め切りに間に合わなかったのか、岸端女史に取り上げられなかった時がありましたが、コメントにも締め切りの日付を記すというのはどうでしょうか?それとも、期間を問わず、岸端女史や小林師範がすべて目を通しているのでコメント欄に締切日を設ける必要はないと見るべきなのでしょうか?

長文失礼しました。

No.15 141ヶ月前

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