M.O のコメント

今週も配信ありがとうございます。
国民性の違いを、ネコ科のライオン・トラ・チーターなどに例えた説明はすごく分かりやすかったです。自分たちが置かれている自然環境や地政学的な要因で、違いが生じるのは当然のことなのですね。
だから動物たちがやっているように、「棲み分け」をして自分たちが属する集団の安寧秩序を確保する、というのが古代から人間が紡いできた知恵なのだろうと思います。

リベラルの「話し合えば分かる」という主張の裏には、「時間がかかるだろうけれども」という含みが隠されていて、つまりは結論を出すことを避けているのではないかと感じます。
「話し合い」という理想を掲げ続けていきたいだけ。
現実的な結論は述べたくない。
理想を語っていれば、誰からも文句は言われんでしょ、という感覚。
だって「時間がかかる」というような但し書きを付けているんだし。
だったら、「アベノミクスは道半ば」と言い続けて、その失敗を認めない政府とおんなじじゃん。
あるいは皇室典範改正には多大な時間がかかる、と言って放置推奨するエセ保守どもとも同じ。
自分の主張に問題点がないのか、主張ありきになってリアリズムから逸脱していないか、ということを客観的に検証する視点を持ち合わせていないのでしょうね。

よく「音楽は国境を越える」「笑いには国境がない」などと言われますが、そういった何らかの文化や表現物が実際に海外で評価された状況に、リベラルは感極まってむせび泣き、そして大いに勘違いをしているのかもしれませんね。
「他国の文化を楽しむ・理解する」という体験と、「話し合えば分かる」という感覚は全く無関係だと思います。
ハリウッド映画やモンティパイソンやK-POPが大好きであっても、アメリカやイギリスや韓国の国民とわかり合える感性を持っているわけでは必ずしもありません。
でも「人類皆兄弟」であってほしいリベラルは、「ほら、我々は理解し合えるじゃないか」と主張する証左として、こうした表現物を持ち出しているのではないかと思います。

No.27 65ヶ月前

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