愛媛県警の誤認逮捕事件、誤認逮捕された女子大生の手記に書かれた取り調べの内容に耳を疑いました。
刑事ドラマで被疑者に自白を強要する刑事の言い分そのものだったからです。

ドライブレコーダーに映った犯人の顔と女子大生の顔が似ているからと女子大生を犯人と決めつけ、挙句誤認逮捕。
刑事ドラマで鑑識の方がされていた、犯人の顔と女子大生の顔を照合すればよかった話です。この件に関わった警察官は科学捜査よりも自分たちの感覚が正しいと信じて疑わず、自白させれば証拠はいくらでも捏造すればよいとでも考えていたのでしょう。
真犯人が名乗り出てきたからまだよかったものを、何の落ち度もない一人の女性の人生を冤罪で狂わせるところだったのです。
証拠が揃っているレイプ魔山口を野放しにする一方で、「犯人の顔と似ている」だけで一般人を犯罪者に仕立て上げる、>>127で国士無双十三面待ちさんがおっしゃってる通り、警察そのものが犯罪組織と化しています。

この件で思い出した、相棒シーズン7第7話「最後の砦」」の右京さんの台詞があります。
「なぜ、警察官が市民を拘束して取り調べできるような大きな権限を持っているかわかりますか。警察官は自らを犠牲にして、市民を優先するのが当たり前の人間だからです。大きな権限を持つ者は同時に大きな責任を持っているんですよ。」