SPA!ゴー宣『万世一系が「男系」という虚構』を読みました。

『神武天皇は「伝承」であって「史実」ではない』には、
脳を揺さぶられるような感覚を覚えました。

普通に生活をしていても『第126代』や『建国記念日』という言葉に違和感はないです。
それが「間違っていたのかな？」「イデオロギーだったのかな？」と一瞬悩んでしまいました。
だけどよくよく考えてみると、私にとって天皇制は、神話と伝承をも包括した国民の物語として、権威と歴史と親しみを感じているのだと思いました。
そして天皇陛下と皇族の方々に抱く敬意が、国民の物語をより豊かにし、今と未来に続いているという感覚を覚えるのだと思います。

その一方、Y染色体という「科学」を持ち出して、万世一系が男系だと主張する人たちには呆れました。
「伝承」である神武天皇を「史実」として扱いつつ、
神武天皇が天照大神の直系の子孫という「神話」は切り離す。

男系固執派は「旧宮家の子孫の皇籍取得案」も同様ですが、どうしていつも『アクロバティックな思考』を繰り出してくるのでしょうか？？